巻き爪

巻き爪防止に深爪について学ぼう!正しい整え方を紹介

巻き爪になってしまっている患者さんの多くに「深爪」になっている方がいらっしゃいます。深爪と言われる爪が短い状態では、爪が巻きやすかったり皮膚に刺さりやすかったりと危険です。習慣的に深爪にしてしまう方は要注意です。今回は、深爪とはそもそもどの程度の長さか、さらには適切な長さや使用すべき道具などについて紹介していきます。

足の爪と手の爪の違い

深爪の定義

深爪による足への悪影響

深爪の原因

正しい爪の整え方

深爪の予防に靴を見直す

足の爪と手の爪の違い

足の爪のケア、普段どのようにしていますか?タイミングや長さをあまり意識せず、気になったら爪切りで切るだけという方が大半だと思います。頻繁に整えるのは面倒ですし、短くしておいて頻度を減らそうと考える人も多いかもしれません。

足と手の爪では伸びる速さが実は違います。一か月で比べると、足の爪はおよそ1.5㎜伸びるのに対して手の爪はおよそ3㎜、つまり手の爪の方が倍の速さで伸びると言われています。伸びるスピードには個人差がありますが、年齢や季節などによっても変わります。健康な成人に比べ、高齢者や乳幼児は伸びるのが遅く、また冬よりも夏の方が代謝の関係で早く伸びると言われています。一方で明らかに伸びが速く感じるのであれば、代謝の異常による可能性もあります。

手の爪は伸びすぎていると不潔に感じることもあり、なるべく爪の先端の白い色の部分を短く整えるのが一般的です。学校や職場などでも指導をしているところが多いでしょう。しかしながら、この考え方を足の爪にも同様に適用すると間違った爪の整え方になってしまいます。

深爪の定義

深爪で誤解されがちなのは、フリーエッジと呼ばれる爪の白い先端部を失くすくらい切り込むと捉えられていることです。実際には、指先よりも爪が短ければ深爪である、と我々は定義しています。深爪で起こる問題は、皮膚への陥入です。爪が指先よりも短い場合、歩行や靴の負荷などで指先の皮膚が爪がない位置に盛り上がってきてしまいます。盛り上がった皮膚が邪魔をして後から伸びる爪の壁となり、突き刺さってしまうのです。ですから爪の長さを指先と同じにしないと安全ではなくなり、それ以下の長さであれば深爪だと言えるのです。

画像右はほとんど白い部分がない

深爪による足への悪影響

・爪の役割が果たせなくなる…私たちが歩いたり走ったりするときに指先には体重を支えてバランスを取るだけの負荷がかかっています。柔らかい指先だけでは踏ん張る力が弱く、爪が上から指先を保護し支えているので十分に指先に力を加えることができています。深爪になると指先を覆う爪の面積が狭くなり、支える力が減少してしまうので踏ん張りが弱くなります。そのせいで転倒の危険や運動機能の衰えに繋がっていきます。

・巻き爪などの爪トラブルを引き起こす…前々述の定義でお伝えしたように、深爪による皮膚の盛り上がりの影響から爪が皮膚に食い込みやすく陥入爪という症状が起こります。また、爪が両端から巻いていく巻き爪にも進行しやすくなります。こういった爪トラブルは痛みを引き起こしやすいです。指先には神経がたくさん集まっていて、少しの痛みでもズキズキと鋭い痛みに感じやすく、歩行に支障をきたす場合があります。

爪の角が皮膚に刺さり出血や炎症が起こり始めている

・腰や膝など全身への悪影響を及ぼす…指先の痛みから歩行がしにくくなり、果てには痛みを庇うように腰や膝などに負担がかかります。

深爪によって痛みや炎症が起きている場合、痛みのある箇所を庇うように指先を浮かせてしまいがちです。指先が浮いている状態だと下からの反発力を受けられなくなり、爪は次第に巻いていきます。こうして巻き爪になるのです。巻き爪の痛みを和らげようとさらに深爪にしてしまうと悪循環に陥ってしまいます。巻き爪などの爪トラブルを避けるためにも爪を正しく整える事が大切です。

深爪の原因

・間違った爪の切り方…短いのも長いのも爪と指に負担をかけます。爪と指先の長さが揃う状態が最も安全です。爪が長い状態であると負荷を受けやすく割れやすい傾向にあります。割れ具合が酷ければ一瞬で深爪になってしまう怖れがあります。

・爪をむしる…むしり癖は注意してください。子どもに特に多いですが、まだ爪が柔らかい時期なので簡単にむしることができます。深爪に加え、むしり取った後の爪はガタガタしているため皮膚を傷つけてしまう可能性があります。綺麗に断面を整えてあげないと靴下などに引っかかり割れる可能性が高まりさらに危険です。

・怪我…怪我で爪が割れることがあります。激しいスポーツや登山では爪が剥がれることもあります。

・爪の乾燥…爪の乾燥で脆くなり割れやすくなります。お肌同様に保湿ケアが必要です。特にフットネイルをされている女性は乾燥しやすいので注意が必要です。

正しい爪の整え方

爪の長さは指先と揃うのが望ましく、最低2週間に1度のペースで定期的にケアしてください。

・爪の形…爪全体が四角い形で、角に触れた時に痛くない程度に滑らかな「スクエアオフ」が理想です。

・使用する道具…爪ヤスリを使用することをおすすめします。爪切りは爪の割れ欠けの原因になったり、安易に切りすぎてしまいがちになったりとおすすめできません。反対にヤスリであれば安全に爪を整えられます。

・やり方…指に対して垂直にヤスリを当て、横に一方方向に削ります。指先にヤスリが擦れてくるとちょうど長さが揃って止め時になります。削った断面や角を2, 3回撫でて上げると滑らかになってより安全です。

深爪の予防に靴を見直す

深爪になる場合に、靴の中で足が滑ってぶつけていたり、そもそもサイズが窮屈で締め付けられていたりして爪にダメージを与えているケースがあります。つまり、正しい靴を選び、正しい履き方をすれば爪への負担を減らすことができ、トラブルを回避することができます。

最も良い靴は紐の付いたスニーカーです。紐を緩めた状態で踵をキチンと合わせ、つま先に0.5~1㎝の余裕があるサイズを選びましょう。紐は踵に合わせた状態でしっかり締め上げることで、足の前滑りを防ぐことができます。そのため、履き直す度に紐は都度結ぶ必要があります。つま先の方から締めるのがポイントで、足の甲面が靴とぴったりと密着し一体化するように隙間なく締め上げてください。靴を履くときに痛みのある人は、このように紐を結び直すだけで指先が圧迫されずに痛みが軽減されます。そのぐらい紐は大切な要素なのです。

当院では巻き爪の矯正だけでなく、足のトラブルに関する指導や再発防止のアドバイスも行っております。今回お伝えした爪の正しい長さや形状、さらには靴の履き方の直接指導も行っています。

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