爪が薄く、すぐに欠けたり割れてしまい上手く伸ばせない。
更には爪が巻いている、刺さりこんでいて痛い。そんな経験はありませんか?
今回は薄い爪の原因から予防方法、巻き爪との関係について説明していきます。
爪が薄くなる原因
爪が薄い人は巻き爪になりやすい?
薄爪の予防方法
爪が薄くなる原因
爪は皮膚の一部で、主成分はケラチンという成分で、
後天的に爪が薄くなってしまう場合には以下のような事が考えられます。
栄養不足
爪は髪の毛と同じケラチンというタンパク質からできています。
ケラチンの形成にはタンパク質・鉄・ビタミンA、Bが欠かせません。
レバーや人参、ホウレン草などの緑黄野菜などに多く含まれているので
積極的に摂取しましょう。
乾燥
年齢を重ねる事により体内水分が減少し、爪の水分量も減っていき次第に乾燥していきます。
また、手洗いや水仕事・アルコール消毒など日々の生活の中にも乾燥を引き起こす原因は潜んでいます。
濡れた爪が乾く際、爪に必要な水分も一緒に蒸発してしまう事で乾燥が進んでしまうのです。
ネイルのオフの際に使用する除光液(アセトン)も乾燥を引き起こす原因となります。
アセトンは水分や油分を除去する作用があるので、使いすぎると爪がダメージを受けてしまいます。
爪の表面が乾燥して白くなり、縦線が入り割れやすくなっていたら要注意です。
こまめな保湿を心がけましょう。
当院ではキューティクルオイルをお勧めしています。
血行不良
女性に多いですが、鉄欠乏性貧血などにより貧血などが深刻だと爪が弱くなり、匙状爪(さじじょうづめ)と言われる状態になってしまいます。
本来爪は弧を描くようにカーブがありますが、匙状爪の場合、爪がそりかえった状態になります。
爪は適度なカーブがあることにより本来の機能を果たしているので、反り返ってしまった爪は脆い状態です。
匙状爪は、バランスの良い食事(主に鉄分)や爪の整え方を気をつけるだけで予防できます。
このように、薄い爪にはいくつかの原因が考えられますが、
後天的に爪が薄くなってしまった爪は、元となる原因を取り除き適切なケアを行う事で改善される場合があります。
爪が薄い人は巻き爪になりやすい?
爪は3層の構造から形成されており、縦筋、横筋、縦筋となっている為、爪が薄くなり、割れたり欠けたりしてしまうと本来の爪の役割を果たしていない為、爪が巻きやすい傾向にあります。
そもそも爪の役割というと指先の保護だけでなく、
爪は骨の先端(末節骨)から先の皮膚が盛り上がろうとする動きを抑え込む、”上支え”という役割も果たしています。
手も足も、骨だけをみていると指の先端まではありません。
爪が上側にあり、抑えているから、指先に力を入れる事ができるし、物をしっかりつかんだりすることができるのです。
薄爪の予防方法
後天的に爪が薄くなってしまった方はもちろんですが、遺伝や体質など先天的に爪が薄い方はどうしたらいいのか。
これからお伝えする予防方法をぜひ試していただきたいです。
靴の環境見直し
自分に合った正しいサイズを選んでいますか?
靴紐は毎回結び直して、足(踵と甲面)をしっかり固定できていますか?
靴の中で足が固定されていないと中で滑ってしまい、指先は靴先の方へと詰まっていきます。
その結果、指先は圧迫され爪にも大きな負担がかかってしまいます。
正しい靴の履き方について詳しくはこちらをご覧ください!
爪の切り方の見直し
正しい爪の整え方をご存じですか?
指先と爪先が同じ高さで、四角(スクエア・スクエアオフ)に整えるのが理想的と言われています。
長すぎても短すぎても爪のトラブルを引き起こす原因となるので適切な長さに整えましょう。
また爪切りで切ると刺激から亀裂が入ってしまう可能性もある為、当院ではヤスリを使い整えるようお伝えしています。
1度だけ靴紐を結んだから…爪を整えたから…というのでは、状態としてはすぐに変わらない可能性の方が高いです。
爪は1日に約0.1mm、1ヶ月で約3mm成長します。
足の爪は手の爪の半分から3分の1の割合で成長します。
足の爪は全部生え変わるのに1年以上かかります。
つまり日々の積み重ねが大事になってくると言う事です。
爪が欠けてしまったり、巻いて食い込み痛いという場合でも、
必ずしも爪が薄い事が原因とは限りません。
痛みの原因はご自身で判断が難しい場合もあります。
放置することによって痛みが増してしまう可能性もあります。
まずは爪の専門院である埼玉巻き爪矯正院所沢院に是非ご相談ください。お待ちしております。
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