爪の健康や身だしなみの為に、普段から爪のケアを試されている方も多くいらっしゃるかと思います。日頃からの爪のケアはとても大切ですが、その方法によっては却って爪に負担をかけてしまうようなデメリットも潜んでいます。今後も爪のケアやおしゃれを継続していくために、このコラムで正しいケア方法を身に付けましょう。
『目次』
・爪ケアの中でダメージを与える要素
・キューティクルオイルの正しい使用方法
・爪は健康状態を表す目安
爪ケアの中でダメージを与える要素
甘皮処理のやりすぎ
爪の根本にある薄い透明な甘皮(キューティクル)は、美容や乾燥対策として処理する場合があります。しかし完全に取りすぎてしまったときは根本の奥まで菌が入り込みやすく、炎症や痛みの元となる危険性があります。ご自身での甘皮処理の際に陥りやすいのが、残っている甘皮が気になって、もう少し、もう少し、とついついやりすぎてしまう、という状況です。 爪の根本深くには爪を作る爪母(そうぼ)があり、大切な部位です。処理しすぎず、また見様見真似でやらないように、甘皮ケアはネイルサロンなどの専門家に正しいやり方を教わるとよいでしょう。
除光液(アセトン)を高頻度で使用する
除光液はポリッシュ(マニキュア)やジェルネイルをオフする際に用いられる溶剤です。揮発性がとても高く、ネイルオフされるだけでなく、爪やその周囲の皮膚から水分と油分まで取り去ってしまいます。特に除光液に含まれることの多いアセトンという溶剤がこの作用が強く、ジェルネイルのオフの際はアセトン100%のリムーバーを使用することも多いので使用頻度には注意が必要です。 爪は乾燥すると二枚爪(爪は三層構造で、上層が剥けた状態)になったり、柔軟性がなく脆くなって割れ欠けに繋がったりします。また、乾燥した爪は収縮して、その際に巻く性質があるために巻き爪の原因にもなります。キューティクルオイルを使用して、爪に栄養を与えるケアがおすすめです。
手を洗いすぎる
新型コロナウィルスの流行以降、頻繁に手を洗うことが多くなったと思います。また、お仕事上、手を洗う回数が多い、という方もいらっしゃいます。もちろん手を洗うことはとても大切なことですが、その都度対策をしなければ乾燥が進みます。洗剤の影響から爪甲剥離症(爪とその下の皮膚が浮いて離れてしまう)が発症するケースもあります。 手軽な対策として、ネイルクリーム(無ければハンドクリーム)で保湿をしましょう。
キューティクルオイルの正しい使用方法
ここまでの説明で、爪のケアにはキューティクルオイル(ネイルオイル)やネイルクリームでの保湿がとても大切だということはお分かりいただけたかと思います。
それでは、これらをどの部分にどのように塗るのが適切でしょう?毎日しっかり爪の保湿をしています、とおっしゃる方の中には直接爪甲(ネイルプレート)の上に塗っている方を多くお見受けします。もちろん、爪甲に塗ることもNGではありませんが、実はもっと意識して塗るべき部分があります。
塗布するべきポイントは爪甲と接地している皮膚の部分
先ほどお伝えした、爪を作る部分である「爪母」が乾燥していると、乾燥した爪しか作ることができません。その為保湿の際に一番大切なのはこの「爪母」です。また、ささくれ予防には爪甲の両側の皮膚の部分の保湿も大切です。爪下皮(爪と爪床を繋ぐ爪下の薄い皮膚部分)が乾燥していると剥離にも繋がります。つまり、キューティクルオイルやネイルクリームを塗る際には爪母をはじめとする爪周りの皮膚の部分全体に塗るのがポイントです。
つけるだけではなくしっかりと塗りこむ
爪周りの皮膚部分にキューティクルオイルやネイルクリームをつけたら、しっかりと塗りこむようにしてなじませることもポイントです。乾燥している皮膚ほど浸透が早いので、ご自身の皮膚が乾燥しているかどうかを確認しながら行ってください。
爪は健康状態を表す目安
爪は体の末端にあるので、栄養バランスが崩れたり血液の巡りが悪くなったりすると見た目に変化が表れやすい部位です。爪ケアを徹底していても、健康状態が影響して爪に症状が現れることも少なくありません。爪のケアをしながら、こまめにご自身の爪の状態をチェックしてあげましょう。また、爪のケアと同時に、健康的な爪の維持のためには栄養バランスの取れた食事が大切です。こちらのコラムも合わせてお読みください。 健康な爪の為に必要な栄養素について
東京巻き爪矯正院 池袋院では、キューティクルオイルやプロ仕様のヤスリ等も販売しています。使い方もご希望であれば直接お伝えしていますので、ぜひお声がけください。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
メトロ池袋駅から徒歩6分の通院しやすさ
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-33-12 平木ビル 1F