巻き爪でもネイルでおしゃれがしたい~ジェルネイルの注意点とは~

巻き爪になると違和感や痛みはもちろん気になりますが、その他にも、見た目が気になる、そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?爪をきれいに見せるためにネイルをしたい、そんな希望を当院でもよく耳にします。おしゃれを楽しみたい、コンプレックスを感じる爪に対してネイルで隠したいという気持ちはとてもわかります。そのためには、ネイルに対しての知識を持って行うことがとても大切です。ネイル自体が爪に与える影響を知っておかないと、かえって巻き爪の症状を進行させるリスクもあります。

今回はネイルの注意点や、爪のケアの方法をご紹介します。おしゃれも欠かせない、そんな方は必見です。


『目次』
・ネイルの種類について
・ネイルによる巻き爪への影響
・ネイルを楽しむためのポイント
・爪のケア=巻き爪ケアではない

ネイルの種類について

マニキュア(ポリッシュとも呼ぶ)を使用し、ネイルをする工程の中で爪の乾燥が促され、巻き爪に繋がることがあります。また、ジェルネイルは特に爪への影響力が強いものとなります。まずはそれぞれの違いについて少しお話します。

マニキュア(ポリッシュ)とは
マニキュアは塗ることで爪に色艶を与え、見栄えをよくしてくれます。艶という光沢感は日に日にあせて、3日程度で劣化しはじめるものです。ですが塗るだけという手軽さでジェルネイルよりも利用されやすい傾向にあります。落とすのは除光液で拭うだけですし、その楽さもまた人気の要因です。

ジェルネイルとは
ジェルネイルは樹脂を固めて爪に載せるネイルで、基本的にネイルサロンで行ってもらうネイルです。マニキュアと比べて艶の光沢感が勝っていて、さらに劣化しにくいのが特徴です。かなり持ちがよく3週間から1か月程度維持できます。 ただし落とすのはマニキュアと同じ除光液では効果がなく、ネイルサロンで落としてもらう必要があります。手軽に付け替えることはできないのがマニキュアと差別化されるポイントです。

ネイルによる巻き爪への影響

マニキュアを落とす除光液の乾燥作用が爪の巻きを強める

除光液というのは、他のものを溶かす有機溶剤の一種です。除光液は安価な商品でも簡単にマニキュアを落とせます。ですが揮発性が高いのが特徴で、マニキュアといっしょに爪の水分までも揮発させてしまいます。ついつい除光液を付けすぎてしまったとしても、その揮発性から拭う前に蒸発してなくなってしまうほどです。

爪は乾燥すると収縮が起こり巻いていきます。イカのスルメのように、炙るとくるくると巻く性質と同じです。乾燥は爪自身を脆くさせるデメリットもあります。ヒビ割れて靴下にひっかけやすく、ぶつけて欠けやすく、また爪切りで切っても割れやすくなります。

このように乾燥は爪の天敵です。特に除光液は水分と同時に水分の蒸発を防ぐコーティングの役割を持つ油分も取り去ってしまいます。ただし一度や二度、除光液を使用しただけで爪が乾燥してしまうわけではありません。利用する頻度に気を付け、並行して爪の乾燥ケアを行えば爪の劣化を防ぐことができます。ケアの方法は後述致します。

 

ジェルネイルの縮む特徴による巻き爪の悪化の危険性

ジェルネイルは、樹脂が光を当てることにより固まる方法を利用しているものです。この固まる瞬間に樹脂は縮む特徴があります。手の爪の場合、まっすぐ平らだった爪がジェルネイルを始めてから綺麗なカーブ型になってきた、という話を聞いたことはありませんか?爪にカーブがつくということは喜ばれる場合もありますが、これを足の巻き爪に置き換えて考えてみてください。ジェルネイルのこの縮む特徴により、巻き爪の悪化や、痛みが増す、といったケースも多くみられます

 

ジェルネイルで巻き爪に気づけない

ジェルネイルは爪よりも厚みがあります。女性の爪の厚みは約0.4mmに対し、ジェルネイルの厚みは0.7mm~1mmとするのが一般的です。爪の厚みよりもさらに厚いものがずっと貼りついている状態です。巻き爪の症状が進行する環境であるときに、ジェルネイルで爪を覆い隠してしまっていて進行に気づけないというパターンが想定されます。一度ジェルネイルをすれば1か月程度は変化に気づけず、ネイルオフしたその時驚くことは珍しくありません。

ネイルを楽しむためのポイント

 

除光液の使用頻度は最小限に

マニキュアでネイルをする場合、塗り直しの際に毎回除光液を使用するのではなく、重ね塗りをすることをお勧めします。根元が伸びたり、先端のカラーが剥げてきてしまった場合には、重ね塗りをして、何回かに1回除光液でオフする、という風にして除光液の使用頻度を最小限にしていきましょう。

 

ジェルネイルの特徴を理解しておくこと

先ほどお伝えしたように、ジェルネイルはより巻き爪を悪化させる可能性があります。マニキュアに比べメリットもあるジェルネイルですが、巻き爪に悩む方や、巻き爪予防に努めたい方はネイルをマニキュアに変えてみることも必要です。

 

ネイルオイルでしっかりと保湿をする

ネイルオイルは爪の栄養という用途で使います。次に生えてくる爪にしっかり水分や油分が含まれていくように、爪の根本の生え際に染み込ませるように塗るのがポイントです。根本の見えない奥には爪母(そうぼ)と呼ばれる新しい爪を作る部位があります。ここに染み込むように揉み込んでください。

ネイルオイルの使用箇所説明画像

ネイルオフした際はもちろん、手洗いや水仕事の後に行ったり、寝る前に習慣化させたりするのが大切です。当院でもネイルオイルを取り扱っていますので、直接使い方のご指導も可能です。

爪のケア=巻き爪ケアではない

爪のケアをしていても、症状が進行した巻き爪のケアになるわけではありません。

巻き爪に気づかれたらまずは専門院である東京巻き爪矯正院池袋院にお越しください。他に隠れている巻き爪の原因も確かめ、個人にあった適切なアドバイスをいたします。

予約はネット予約が大変便利となっております。ご予約お待ちしています。


【東京巻き爪矯正院 池袋院】

メトロ池袋駅から徒歩6分の通院しやすさ

〒171-0014 東京都豊島区池袋2-33-12 平木ビル 1F

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