コラム

開帳足とは?足の変形が巻き爪の原因となる関係性について

開帳足とは足裏にあるアーチのひとつ、横アーチが本来の形を失った状態の事を指します。外反母趾や内反小趾、偏平足などの足病変を引き起こし、巻き爪の原因の一つになる為に注意が必要です。


『目次』
・開帳足とは
・開帳足の原因
・開帳足の改善、予防方法


開帳足とは

開帳足とは、横アーチを形作っている前足部の指のつけ根、中足骨頭(ちゅうそくとうこつ)同士を横につなぐ、深横中足靭帯(しんおうちゅうそくじんたい)が断裂や緩みが起こった状態です。

開帳足イラスト

イラストのように中指の付け根部を中心に出っ張り、逆アーチを描いてしまう状態です。本来床や靴の内側に擦らない箇所なので、ここに角質異常が起これば開帳足を疑いましょう。

開帳足の原因

原因には外傷(ケガ)や、繰り返し足に合わない靴(ヒール等)の外的負荷によるもの。また運動不足によって、本来使うべき足裏の筋肉が使用されないことでも横アーチが崩れていきます。

注意すべきは開帳足になる場合、自覚症状がほとんどない点です。横アーチの変化時に骨や靭帯に痛みがなく、変形しきってから皮膚にタコやウオノメといった角質異常が生じてきて初めてよく足を観察することになるでしょう。

大きな原因は靴ですが、主にハイヒールやパンプスを履く女性に多く、女性の約9割は開帳足の傾向があります。
先の細いヒール等、かかとが高い靴を履いていると、重心が不安定になり前足部でバランスを取ろうとして、重心が前に移動します。そのため前足部に大きな負担がかかるのです。さらに、前足部に重心が移ることにより、靴の中で足が前に移動します。そのことにより、つま先が靴で圧迫され、指と指どうしが重なり合うように密着します。

足の指は先端に行くほど細くなっているため、指先が圧迫され重なるほど密着した状態では、指の根元が引き離され靭帯が伸びて緩んだり、断裂してしまう原因になるのです。

また、重なり合うほど密着した指は隣の指の爪も圧迫し、巻き爪・陥入爪の原因にもなります。

開帳足の改善、予防方法

開帳足は日々の生活習慣の積み重ねによって生じます。多くの場合、横アーチを含めた3つのアーチが正常に機能することによって足裏が受ける負担を軽減しているのが通常の光景です。しかし足裏のアーチを崩してしまう生活習慣を続けていると、様々な足の不調に繋がります。

開帳足になったと自覚したときは、これ以上症状が悪化しないようにインソールなどで足裏への負担を軽減しながら、本来使うべき足裏の筋肉の使い方を身に着けていきましょう。また、*以前にもコラムで書いた通り、足に合った靴をしっかりと選ぶことも予防のために重要です。

*『靴が巻き起こす足トラブル!?防ぐ正しい靴選びとは』

足や靴の環境まで含めたカウンセリングは東京巻き爪矯正院 練馬院へお任せください。当院では初回のカウンセリングを大切にし、患者さまの末永い健康生活のためにご助力致します。

東京巻き爪矯正院 練馬院
湯澤 憲司

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