コラム

妊娠で巻き爪が悪化する!?関係と対策をご紹介します

妊娠と巻き爪が関係あるの?と思うかもしれませんが、実はあるのです。

妊娠による体重増加や歩き方、姿勢の変化により巻き爪が悪化しやすい傾向にあります。

巻き爪が悪化すれば、足の踏ん張りが弱くなり、転倒やケガなどの可能性も出てきます。母体とお腹の赤ちゃんのためにも巻き爪について理解を深め、対策をしていきましょう!

妊娠が巻き爪を悪化させる原因

体重増加

体重が増加するペースが早ければ、慣れずバランスを取るのが難しくなりがちです。妊娠期間中の体重増加は平均的に10kg前後増えると言われています。短期間の増量で足は対応しきれません。

通常、足には歩く度に体重の1.2倍の負荷、走るなら3倍の負荷がかかるといわれます。例えば、60kgの人の1歩は72kgの負荷が足にかかることになりますので、大変なことがイメージできますでしょうか。

この負荷に耐えようと頑張るわけですが、お腹が出っ張り普段の姿勢とは崩れてしまいます。また、女性の体は妊娠中に変化し、出産のために筋肉や腱が柔軟になります。その反面骨格に歪みが生じやすくなり、歩き方も変わります。すると本来クッション性とバネの作用を担う足のアーチ構造が崩れやすくなります。体重の負荷をより受けやすい、痛みやすく疲れやすい足になってしまうということです。

姿勢の悪い妊婦

足のアーチ構造が崩れてしまうと、指先の負荷へ、そして今度は爪の負荷として巻き爪を悪化させます。

歩き方の変化

妊娠中の特徴的な歩き方は、後ろにのけ反ったガニ股歩きです。これはお腹の赤ちゃんが大きくなったのでバランスを取るために自然に行ってしまう歩き方です。

しかし、この状態では足の裏のバランスが大きく変わってしまいます。本来足裏全体で体重を支えていたのに、かかと重心に寄ってしまうからです。かかと重心になると指先は使われず、指が宙に浮いた状態、いわゆる「浮指」という症状に陥ります。

浮指は巻き爪の原因です。爪は指先を上から押しつけて支えてくれるので踏ん張りが効くのですが、地面からの圧力を受けないと支える力ばかりが勝ってしまいます。これが巻き爪になる理由です。

足のむくみ

足のむくみに悩む妊婦さんの数は3割といわれています。

むくみの原因はホルモンバランスの変化で起こります。このホルモンは水分を一定量留めておこうとします。また、血液量も増えていますから、少し血の巡りが悪くなってしまうとむくみ易いのです。特に妊娠後期であると、脚の付け根の太い血管が圧迫されてむくみがちです。

このむくみは生理的浮腫と呼ばれ、基本的に問題ないとされますが、顕著な症状だと普段履いている靴が履けなくなるほどに足が大きくむくんでしまうことがあります。むくんでしまうから靴が窮屈になり、爪を圧迫すれば巻き爪になってしまいます。

運動不足

妊娠中は運動不足になりがちです。筋力が低下すると体重を支えにくくなり腰痛になりますし、浮指の話と同様に歩かないことで地面の圧力を受けられず巻き爪になります。

妊娠初期の運動はおすすめしませんが、初期から産後2か月くらいまで骨盤ベルトを巻いて筋肉を補助し腰痛を軽減できます。骨盤ベルトの効果はさらに産後の体型管理にも及びます。出産後、骨盤がスムーズに元の位置に戻るのを手伝ってくれます。

運動をするのであれば、安定期である中期以降にしましょう。初期流産のリスクが減り、つわりや心身の倦怠感なども収まる時期です。

内容は疲れすぎない程度の適度なウォーキングやストレッチがおすすめです。これらの運動は安産への助けにもなります。出産に必要な筋肉やスタミナ、体のしなやかさを作れますよ。ウォーキングで意識して欲しいのは背筋を伸ばしてお腹を軽くひっこめるイメージで行うこと。また、ガニ股やすり足はせず、足首を限界まで動かす意識でかかとで着地→つま先で蹴りだす、を1歩1歩確実に行いましょう。

爪を整えるタイミング

お腹が出っ張ると足元に手が届きにくくなり爪切りなどの足のケアを怠りがちです。爪の伸ばしっぱなしや切りすぎは爪トラブルの元です。もちろん無理をして自分だけでやろうとせずに、家族に協力してもらいましょう。また、東京巻き爪矯正院練馬院は爪切りだけ(税込み2,200円)でも対応しています。

妊娠中の巻き爪予防方法

足の負荷を減らしつつ運動が続けられれば、妊娠中の巻き爪予防となります。最もおすすめされるウォーキングを取り入れていただきたいので、ぜひ靴を見直してください。

普段から運動靴の紐を緩くして履いていませんか?紐全体をきつくしっかり結ぶことで靴と足が一体化し、安定感がアップします。咄嗟のつまずきにも対応しやすくなってケガのリスク軽減に役立ちます。運動靴だけでなく、普段使用の靴も紐靴にすると尚良いですね。靴紐を結ぶのは習慣にしないとなかなか面倒で続けにくいものです。でも紐の良さに気づいたら、今度は紐がないと落ち着かないくらいですよ。

また、別途インソールを買ってみてください。インソールは足のアーチ構造を補填してくれます。使用してすぐに効果がわかりますよ。アーチ構造が整って足裏がバランスよく体重を分散できるので、疲れにくさが変化しますし、指先も地面に届きやすくなり浮指にも即効性があります。どうしても紐靴は厳しいという方はなおさらインソールがおすすめです。

東京巻き爪矯正院練馬院では、巻き爪矯正や爪切りといった施術対応だけでなく、靴の履き方やインソール販売といった根本原因の見直しを行っています。そのため、初回のカウンセリングをとても重視しています。ぜひお悩みをお聞かせください。もちろんカウンセリングだけでも快くお受けいたします!

東京巻き爪矯正院【練馬院】

湯澤 憲司

【東京巻き爪矯正院 練馬院】

練馬駅A2出口より徒歩3分の楽々通院!

〒176-0011 東京都練馬区豊玉上2丁目27−23 千川通り沿い1階

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