爪について
爪は皮膚や髪の毛といっしょでケラチンというたんぱく質でできています。成人だと手の爪は1日で約0.1ミリ伸び、半年から1年かけて生え変わります。足の爪は、手の爪に対し伸びる速さは約半分と遅く生え変わるのに約1~2年ほどかかります。加齢とともに伸びる速さは緩やかになり、年齢を重ねるにつれて乾燥し厚くなる傾向があります。
爪の役割
爪はとても小さなパーツですが、指の機能を高めるために以下のようなとても重要な役割があります。
指先の保護
指の腹は厚い角質によって保護されていますが、指の背面の皮膚は薄く外部から衝撃を受けると傷つきやすくなっています。そのため爪で覆うことで指先を保護する役割があります。
指の力を強くする
手足ともに指の骨は指の付け根から基節骨・中節骨・末節骨という3つの骨で構成されていますが、指の先端にまで骨が到達していない部分があります。それを爪が補い、指先に受ける力を受け止め骨がない指先の腹まで力をしっかり伝える役割があります。こうして足の爪は、踏み込む力を強くすることができます。
指先にかかる反力を受け止める
歩くときは必ず足の指の腹で地面を蹴っています。そのとき地面から指の腹に圧力が加わります。足の爪には、そうして受けた力を受け止め体重を支える役割があるのです。
バランス感知
爪にかかる圧力を感知して、体のバランスや重心をコントロールする機能(メカノレセプター)があります。
爪がないとどうなる?
爪がないとどういうことが起こるのでしょうか?
指先を保護するものがなくなり、簡単に傷付きやすくなってしまいます。
手の爪がないと、指先に力が入らなくなるので物を掴むことや細かい作業ができなくなります。また足の爪がないと地面からの圧力を受け止められなくなるので、踏み込むことが出来ず立って歩くことができなくなります。
そして足の爪がなくなると、指先へかかった圧力を感知してコントロールできなくなるので足にトラブルが生じるだけでなく、体のバランスが崩れ体を支えられず転倒しやすくなります。他にもひざ痛、腰痛、肩こり、首こりといった関節痛などを引き起こすなどの問題が生じるのです。
また爪を短くしすぎると体重がかかるなどして受けた圧力で爪が皮膚に食い込んでしまいます。また窮屈な環境にあるとその負荷により爪は丸まってしまい、平らに広がって力を受け止めることができなくなってしまいます。これが巻き爪や陥入爪になる原因になります。
いかがでしょうか、爪がいかに大切な役割があるのかご理解いただけましたか?
足の爪は特に受ける力が大きいため、巻き爪や肥厚爪などのトラブルによってこの重要な役割が果たせなくなってしまいます。
そういった爪のトラブルでお悩みの方、少しでも気になっている方はぜひ東京巻き爪矯正院 赤羽院までお気軽にご相談ください。
東京巻き爪矯正院 赤羽院
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