爪を強くしたいなら、食事で栄養をきちんと摂取することが大切です。
爪が薄くて欠けやすい、伸ばしたいのに割れてしまってきれいに伸ばせない、などお悩みの方に今回必見の内容となっています。
爪は生まれつきのものだからと諦めているかもしれません。ですが、爪の状態は生活習慣や普段の食生活など健康状態が大きく影響しているので、食事を気を付ければ改善していけるのです。
爪は、物を掴む、立って歩く、というごく自然な行為をし続けるために大切なパーツです。今から食事で爪の健康を取り戻しましょう。
爪を構成する栄養素とは？
爪はタンパク質で構成されているのを知っていますか？
カルシウムじゃないの？と答える方が多いのではないでしょうか。
爪は硬いので、骨と同じようにカルシウムでできていると思っている方も多いかもしれません。実は爪は皮膚や髪の毛と同じケラチンというタンパク質から構成されています。
爪のケラチンは特殊なケラチンで、硬質ケラチンといいます。これは細胞骨格を形成する種類です。この中に多く含まれているシスチン（アミノ酸の一種でタンパク質由来の成分）によって結合し、爪が作られているのです。
爪を強くするために食事で摂りたい栄養素とは
爪の主な成分がタンパク質だからといって、単にそれだけを摂取すれば良いということではありません。
他にも爪を強くするために大切な栄養素がありますので見ていきましょう。
〇タンパク質
爪のために必要なタンパク質は、植物性タンパク質と動物性タンパク質の2種類があります。植物性タンパク質は爪を強くし、動物性タンパク質は爪に弾力性を与えます。どちらもバランスよく摂取しましょう。
〇亜鉛
亜鉛はタンパク質の合成や細胞分裂を活性化させるのに必要な栄養素です。亜鉛を積極的に取ることにより代謝が促され、細胞ができるサイクルを早めることができターンオーバーのスピードがアップします。爪は日々伸び続けているので欠かせない栄養素です。ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。
〇鉄分
タンパク質やビタミンを取っていても、爪がもろい場合は鉄分が不足しているかもしれません。爪を丈夫に保つ為にはコラーゲンが必要になるのですが、そのコラーゲンを生成するためには鉄分がとても大切です。
鉄分が体内で不足していると、スプーンネイル（スプーン状に反り返っている形状の爪）になってしまう恐れがあります。
〇ビタミンA
新陳代謝を高めてくれ細胞を活性化させる効果があります。体内でケラチンを作るときにも欠かせない栄養素で、爪の乾燥を防いで丈夫にする働きがあります。
〇ビタミンB2
細胞の再生や成長を促進させ、爪の細胞を活性化させる栄養素です。丈夫な爪を作るための役割を果たしています。ビタミンB2が不足すると爪がもろくなりやすくなります。
〇ビタミンE
血行を良くする働きがあり、ツヤのある爪をつくる栄養素です。ビタミンCと一緒に摂取すると体内効率がよくなります。
〇カルシウム
先ほど、爪の主な成分はカルシウムではないとお話ししましたが、カルシウム不足になると爪が割れやすいなどのトラブルが起こることがあります。丈夫で健やかな爪の成長にはカルシウムも大切です。
このように爪を強くするために必要な栄養素は、一つではなくいくつもあります。あれもこれも、と考えて食事に気を付けようと思うと難しくて続けられませんよね。
まずはバランスのよい食事を心がけてみましょう。野菜が足りていない人は何か野菜を一品加えてみる。そういう風に普段食べていないなと思うものを増やしてみましょう。
亜鉛のように食材を選ばないと摂取が限られる栄養素はサプリメントに頼るのもひとつの手です。
大切なのは無理なく、ストレスなく続けられる食生活です。
体の内側から健康で丈夫な爪を目指しましょう。
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