成長期の子どもが巻き爪になりやすい原因と予防方法
子どもにも増えている「巻き爪」
実は、巻き爪は大人だけの問題ではなく、小中学生を含む成長期の子どもにも増えている足トラブルです。
見落とされやすいものの、早い段階から進行しているケースも少なくありません。
その背景として注目されているのが「浮き指」です。
浮き指とは?
「浮き指」とは、立っている時や歩く時に足の指が地面にしっかり接地していない状態を指します。
近年の研究では、子どもの多くに浮き指傾向が見られるという報告もあり、足指を使わない歩き方が増えていることが指摘されています。
足の指は本来、体を支えたりバランスを取る重要な役割を持っています。
しかし、指が使えない状態が続くと、足全体のバランスが崩れ、爪への負担が偏ることで巻き爪につながりやすくなります。
成長期の子どもに巻き爪が起こる主な原因
① 靴のサイズや履き方の問題
子どもに多いのが、靴のサイズや履き方の問題です。
- 足に対して小さすぎる靴(圧迫による変形)
- 大きすぎる靴(靴の中で足が動きすぎる)
- かかとを踏んで履いている
- 正しくフィットさせずに履いている
これらはすべて足の安定性を失わせ、浮き指や爪への負担につながります。
② 運動量・歩行量の低下
近年は外遊びや運動量が減り、足指をしっかり使う機会が少なくなっています。
その結果、足の筋力やバランス機能が発達しづらくなり、足指が浮いた状態が定着しやすくなります。
③ スポーツによる深爪
野球・サッカー・バスケットボールなど、急な動きや踏ん張りが多いスポーツでは、
- 爪が靴やスパイクに当たる
- 痛みを避けるために深爪にする
といった習慣が起こりやすくなります。
しかし、極端な深爪は爪の形を不安定にし、「陥入爪(皮膚への食い込み)」の原因になることがあります。
④ 成長期特有の足の未完成さ
成長途中の足は骨や筋肉のバランスが不安定で、ちょっとした環境の影響でも変形が起こりやすい時期です。
そのため、合わない靴や歩き方のクセがそのまま定着しやすい特徴があります。
巻き爪を防ぐための予防方法
① 靴選びのポイント
理想は、足の成長を妨げず安定させる靴です。
- 足長だけでなく、足幅・足囲も合っている
- 足の甲をしっかり固定できる
- 靴の中で足が過剰に動かない
この条件を満たす靴は、基本的にひも付きのスニーカーが適しています。

② 正しい靴の履き方
靴は「履き方」でも足への影響が大きく変わります。
- かかとをトントンと合わせてかかと側に足を沿わせる
- つま先を軽く上げた状態でつま先側からひもを締める
- 足の指の付け根部分は適度な余裕を残す(足の指が多少動かせるように)
- 足首に向かうほどしっかり固定する
これにより、
足が靴の中で安定し、余計な圧迫を防ぎます。
③ 正しい歩き方
- かかとから着地する
- 足裏全体で体重を受ける
- 足指でしっかり地面を押して次の一歩へ進む
足指を使う歩き方ができると、浮き指の予防にもつながります。

ご家庭でできるチェックも大切です
成長期の子どもは自覚がないまま足のトラブルが進行していることがあります。
そのため、ご家庭では時々、
- 靴のサイズが合っているか
- かかとを踏んでいないか
- 指がしっかり地面についているか
- 爪を深く切りすぎていないか
などをチェックしてあげることが大切です。
早めのケアが将来の足を守ります
子どもの足の問題は「成長すれば自然に治る」と思われがちですが、実際にはそのまま癖として残り、大人になってから巻き爪や外反母趾として現れるケースもあります。
巻き爪や足の形が気になる場合は、お気軽にご相談ください。
成長期の今だからこそ、将来の足の健康を守ることができます。

