巻き爪は皮膚を巻き込み痛みが生じる場合があります。当院にも、痛みが強く歩くことも辛い、という方が多く来院されれています。酷くなれば爪が皮膚に突き刺さり、出血や化膿する恐れもあります。
痛みや化膿に悩んだ場合、ご自身で深く爪を切りこんでしまった、そんな方が多くいらっしゃいます。元となる爪を切ってしまいたい気持ちは分かりますが、実はこれ、してはいけないことなのです。
今回は、そんな化膿についての知識をお話していきます。
『目次』
・化膿の原因とは
・化膿が治るメカニズム
・化膿の根本解決
・病院に行くべきか巻き爪矯正院に行くべきか迷ったら
化膿の原因とは
巻き爪でもゆっくり時間をかけて皮膚を巻き込み、痛みも化膿も起こらない場合があります。しかし、外部的圧迫要因によっては急速に巻き爪が進行し、皮膚の変化が追い付かず炎症が起こることがあります。
また、伸びながら皮膚に食い込む陥入爪と呼ばれる爪トラブルでは、巻いていなくとも鋭い痛みが生じます。陥入爪の方にも酷い皮膚の炎症を起こしているケースが多く見られます。
靴による圧迫で、皮膚が爪に押しやられ傷つくことがあります。爪の長さは正しい状態が維持され、巻き爪の症状としても軽い程度であっても、外的要因で化膿してしまいます。
靴を普段から圧迫させないように大きめでゆるく履いている方がいらっしゃいます。実は痛まないようにと思っているこの履き方が原因なのです。
小さい靴を履くと窮屈で指先が締め付けられるというイメージは容易だと思いますが、反対に大きい靴も指先にダメージを与えます。というのも、歩行時に足は靴の中でずれ動くものなので、大きければその分ずれ動いた反動も大きく勢いよく靴の内側に指先を打ち付けてしまうからです。
爪を切りすぎて白い部分(フリーエッジ)がなくなるくらい切ると深爪状態です。周りの皮膚が盛り上がり、爪の伸びを妨げて陥入しやすくなります。適切な爪の長さは、指先と同じくらいの高さが良いとされます。
痛みがあれば痛みの元を切り落としたいと考えてしまいますよね。ですが確実に言えることは、爪の端や角を切り落としてしまうとまた化膿を繰り返してしまうということです。
化膿が治るメカニズム
まず前提としてお伝えしておきたいのは、化膿が起きてしまった場合は、すぐに病院や当院への来院が早期改善の方法という点です。
しかしながら、早急な来院が困難な場合もあるかと思います。そんな時の為の傷への正しい処置方法をご紹介します。普段のケガにも応用できる知識なので是非参考にしてください。
傷は消毒して乾かして、絆創膏や包帯を巻いていれば治るというイメージが過去一般的解釈でした。ですが現在は湿潤療法という考え方がポピュラーです。
湿潤療法は、消毒せず水道水で洗い、被覆材で傷が乾燥しないように覆い続ける方法です。人体には常在菌という体を治す働きをする大事な菌がいます。その菌を最大限に活発に働かせてあげるのが人体に取って最も効率的な傷を治すことだと考えられています。
消毒をすると外部の菌を死滅させることができますが、常在菌まで影響してしまい、傷を修復する担当がいなくなってしまいます。そこで外部の菌は水で洗い流し、残った菌も後から常在菌がやっつけてくれるので心配ありません。
また、常在菌は乾燥により活動できなくなるので、常に湿潤状態にしてあげれば活発に仕事をしてくれます。
最近は市販品で良い被覆材が売っていますので、購入して使ってください。常備していなければ食品の乾燥を防ぐラップも傷に効果的です。
化膿の根本解決
先ほどもお伝えした通り、化膿した場合は専門院をすぐに受診するのが解決の近道です。傷口に別の菌が混じり、より酷い炎症や合併症を引き起こす可能性もあります。
病院に行くべきか巻き爪矯正院に行くべきか迷ったら
軽い一時的な化膿では皮膚科で薬を処方されるだけで解決する場合がありますが、根本的な原因を探して見つけ出さないと再発しがちです。
いつも薬で対処していたのに今回は一向に改善しないとなったのであれば厄介です。東京巻き爪矯正院池袋院では、今回述べたような靴の履き方や爪の切り方など、根本解決の見直しをしています。
不安な点など、お気軽にご相談ください。いっしょに改善していきましょう。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
メトロ池袋駅から徒歩6分の通院しやすさ
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-33-12 平木ビル 1F