巻き爪と爪白癬(爪水虫)は相互関係にある|治療方法や未然に防ぐ対処法とは

巻き爪の原因は人それぞれで、様々な生活習慣や生活環境が原因で起こります。

今回のテーマである白癬菌(爪水虫)という真菌(カビの一種)による感染症も原因の一つといわれています。

実際に巻き爪矯正院グループの患者様の中には、爪白癬の治療中の方や、皮膚科で爪白癬と診断されたことがあるという方も非常に多いです。

爪白癬コラム用症例写真
目次

爪白癬の症状とは?

爪白癬は爪にできる水虫です。一般的に水虫といえば足の指の間に発症するタイプが主で、かゆみを伴い、ふやけて皮がめくれてくるのが特徴です。足の側面や土踏まず辺りに小さな水ぶくれができることもあります。

それに対して爪白癬(爪水虫)は痛くもかゆくもないので、特に高齢者の方は気づかずに悪化しているケースが多いです。

なぜ「足の爪」に白癬菌が感染するのか?

私たちの爪はよく「カルシウム」でできていると勘違いされやすいですが、実は爪の成分は皮膚や髪の毛と同じタンパク質の一種である「ケラチン」でできています。白癬菌はこのケラチンというタンパク質を栄養にしているので、ケラチンの多い爪や角質を好みます。その格好の餌食として一番「足」が狙われるのです。

巻き爪の場合は特に爪が皮膚に食い込んでいる分、汚れや角質が溜まりやすかったり、隙間が無い分洗浄しにくかったりで白癬菌にとって格好の場所となるわけです。

爪白癬の治療方法は?

いわゆる飲み薬と塗り薬どちらか、あるいは併用となるようですが、病院や医師によって治療法が違うようです。巻き爪矯正院グループに来院される患者様の話ではほとんどの方が、個人差はあるものの治療には継続が必要で、少なくとも3カ月ぐらい、場合によっては長くて1年ぐらいの期間も要するため相当根気がいるとのことです。

飲み薬は体に負担があるため、医師の診断のもと治療することが望ましいです。

注意点:老人ホームや銭湯などの公共施設の利用

白癬菌はカビの一種ですから湿度が高いところや湿気を好みます。老人ホームや銭湯、スポーツジムなどのお風呂場のマットレスは暖かく湿気で白癬菌が繁殖しやすい環境です。その環境下から経由し感染することが多くあるようです。

そういった場を利用する場合は足指の洗浄、乾燥、消毒をしっかり行うようにしましょう。

爪白癬の予防法や対処法は?

爪白癬の疑いがある場合は、早めに皮膚科受診をお勧めします。痛みやかゆみが無いからといって放置するのは良くありません。

元々の足指の形状や、生活習慣・生活環境・足靴環境によって白癬菌は増殖しやすくなります。日中立ち仕事で、安全靴や長靴など足が蒸れやすい方は注意が必要です。

とにかく「清潔に保つ」ことが大切です。前述したとおり、足指の洗浄、乾燥、消毒をしっかり行いましょう。
また、外反母趾など足の指同士がくっついたり、重なり合ったりする方は特に、足の指をよく開いて丁寧に洗うようにしましょう。

爪白癬による巻き爪、変形爪(爪甲鉤湾症・肥厚爪)も対応可能です

爪白癬の症状や程度によりますが、特に痛みが出ている場合などは私たち巻き爪専門院の巻き爪矯正法をご利用ください。また、巻き爪矯正と爪白癬の治療を同時に行うことも可能です。

ただし、爪白癬の症状が進行してあまりにも酷く、ボロボロ崩れる状態であったり、全体が崩れて爪が脱落している状態の場合は、皮膚科受診を優先的に勧めることがあります。

ご自身で判断が難しい場合は、お近くの巻き爪専門院へ一度お越しになり、ぜひご相談ください。

変形爪(爪甲鉤湾症・肥厚爪)の詳細はこちらから

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