コロナ禍と巻き爪の関係|巻き爪は生活環境の変化で起こる現代病

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コロナ禍と巻き爪

コロナ禍が巻き爪に関係があると皆さんは思いますか?

結論から言うと私たち巻き爪矯正院グループの巻き爪患者様の中に “明らかにコロナ禍によって巻き爪になった” という方が多数来院されました。

私たち巻き爪矯正院グループ各院に来院されている患者様は老若男女、職業など問わず非常に多いのが現状です。一見、巻き爪は女性や高齢者だけと思われがちですがそうではありません。実際に3歳前後のお子さんから100歳を超える方までが巻き爪矯正を行っております。

このコロナ禍において増えた患者さんも、老若男女問わず増えてきたように思います。

では具体的にどのようにコロナ禍と巻き爪が関係してくるのかを説明していきます。

巻き爪とはどのような症状か、実はまだまだ良く知られていません。最近ではテレビで取り上げられたり、SNSの普及で知られるようになってきましたが、巻き爪で悩んでいる方が多い割には巻き爪についてあまり世間に浸透していません。

巻き爪とは

爪の両端が皮膚の内側に湾曲して巻いている状態を言います。

正式な医療用語では爪の形状によって、湾曲爪(わんきょくそう)や陥入爪(かんにゅうそう)と呼ばれ、私たちは通称として “巻き爪” と呼んでいます。

また、高齢者に多い爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)は爪が分厚くなり横筋が入ったり、何重にも重なってダンゴムシのようになる爪トラブルもあります。

巻き爪の原因とは

巻き爪には原因が様々あると当サイト内の別のコラムや巻き爪矯正院グループ代表の著書「巻き爪は切るな!」にも書かれていますが、爪の切り方、靴環境や歩き方、足の変形、ケガや爪疾患、加齢や遺伝的要因、急激な体重増加や健康状態など、人それぞれの原因で巻き爪になります。

巻き爪はハイヒールを良く履く女性や高齢者に多いという声を耳にしますが、実際には男性や10代20代の若年層も巻き爪になります。特に男性の場合は治療に関して無頓着な傾向があり、痛みを我慢して悪化させるケースが多いです。

また、若年層の巻き爪は陥入爪が比較的多いでしょう。深爪やケガが原因で爪の端が皮膚に刺さり込むと、酷い痛みや化膿、肉芽を伴うケースが非常に多いです。

コロナ禍で巻き爪になる人が増加

コロナ患者になったら爪にも影響があるのかという観点では、まだわかりかねます。可能性は0ではありません(爪は体調や薬の影響も出る部位なので)。今回の視点では医学的根拠とは別に、コロナ禍における生活の変化に伴い、爪に影響が出てしまったという見方でお伝えしていきます。

コロナ禍における“環境の変化”による巻き爪

コロナ禍の大きな変化と言えば、自粛でしょう。リモートワークとなった社会人、リモート授業となった学生、不要不急の外出を控えた方々など、この生活環境の大幅な変化が実は巻き爪を引き起こします。

巻き爪の原因の一つに靴環境や歩き方があります。わかりやすいところで言えば、先が細い窮屈なハイヒールなど履く女性、安全靴で現場作業、革靴での外回り、スポーツでの指先への過剰な負荷など。靴環境と歩き方によって爪トラブルが起きる例です。

これらの原因で見れば、「自粛で歩かないからむしろ足に負荷がなく安全なのでは?」と思われるはずです。

では、なぜ歩かなくなって巻き爪になるのかを解説します。

歩かないと爪が巻く理由:元々の爪の性質が関係

実は本来、爪は巻くのです。これは爪に必要な役割がある性質上、仕方のないことです。

巻くことなく、平坦に近いカーブを維持するにはちゃんと理由があります。

爪の性質とは

爪は下方向から均等に負荷を受けることで、バランスの良いアーチ状を形成しています。

爪が指を覆い、圧力がかかるからこそ、指先に力を込めて物を掴む・足で踏ん張るといった自然な動作を可能にしています。それらの動作時に、物を掴んだら物から圧力を受ける・足で踏ん張ったら地面から圧力を受ける、といったように反対側から押し返されます。

この押し返す圧力が肝になり、爪の圧力と相殺して爪のカーブが一定に保たれるのです。

爪の性質の図解

つまり、コロナ禍で「歩かなくなった」ことにより、指先に圧力を受けない生活が続いたことによって、爪が時間経過と共に自然と巻いていった。これが結論として考えられるのです。

対策には、家の中で運動をする習慣を付けることです。

リモートが発展して自宅に居ながらジムのトレーナーのレッスンを受けられるような時代になりましたので、そういったものを積極的に取り入れていきましょう。運動をすることは、巻き爪のためだけでなく心身ともに健康でいるためにも大切です。

無理しない程度に頑張って、コロナ禍に負けない体を作りましょう。

巻き爪には何かしら原因が隠れているもの

巻き爪になった原因は、背景や経緯を読み解くことで見えてくるものです。冒頭にも話しましたが、巻き爪の原因は人それぞれ。巻き爪矯正は負担が少なく、爪幅を狭めることなく行えるのが利点ですが、原因を改善しなければゆくゆくは再発してしまうものです。だからこそ、私たち巻き爪矯正院グループはカウンセリングを重視します

まずはご予約から。お電話にてご質問にお応えできる範囲には限りがあります。実際に視診し、個人の爪に合った適切なアドバイスでなければ意味がないからです。ご予約はお電話もしくは24時間受付中のネット予約が大変便利となっています。

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