高齢者が巻き爪になりやすい原因とは|予防方法とケア方法

高齢者の方の多くが悩まれている巻き爪や肥厚爪、爪甲鉤弯症などの爪トラブル。

今回は高齢者が巻き爪になりやすい原因と、それに関する予防方法とケア方法をご紹介していきます。

目次

高齢者の巻き爪の原因

高齢者の方が巻き爪になりやすい原因として、主に2つが挙げられます。

歩行頻度の減少

爪にはもともと丸まっていく性質があり、爪を平らに保つには歩行時に加わる地面からの負荷が必要です。つまり、歩行頻度の減少や負荷が加わらない状態(車椅子、寝たきり)が続くと徐々に巻き爪が進行していきます。

爪のケア不足

年齢を重ねていくと水分量が減ってしまい、爪や皮膚が乾燥しやすくなります。爪にも水分が含まれていますが、その水分も加齢により減っていきます。

爪の水分が失われていくと、爪は収縮し巻き爪が進行する可能性が高くなります。

他にも爪の水分量が減ることにより乾燥で爪が硬くなりますが、爪が乾燥で硬くなってしまうと爪切りで爪を整えるのが困難になります。

爪を整えるのが困難になると高齢者の方自身での爪切りが難しくなる方が多く、爪が伸びすぎたことが原因で巻き爪や肥厚爪、爪甲鉤弯症になる場合もあります。

また、高齢者の方自身での爪のケアが困難になり不衛生の状態が続くと爪の水虫である爪白癬菌になる恐れもあります。

予防方法とケア方法

無理のない範囲での運動

無理のない範囲で良いので、歩く時間を作ることが大切です。この時に指先をしっかり使うことを意識しましょう。
歩くことが困難な場合は、椅子に座ってできるタオルギャザーなどを行うのも効果的です。
(タオルギャザーの方法:椅子に座り、足の下にフェイスタオルを敷き、足指を曲げながらタオルを寄せていきます。足指全てを使って行ってください。より負荷をかけたい場合はバスタオルを使用します。)

タオルギャザリングのイメージ①
タオルギャザリングのイメージ②

正しい爪の長さ、形に整える

爪を正しい長さ、形に整え、清潔な状態に保ちましょう。皮膚と同じ高さになるくらいが理想的な長さ、上から見た時に四角い形になるようなスクエアオフの形が理想の形です。この時に使用する最適な道具は紙やすりです。高齢で自分で爪切りが困難な場合は、介護者やご家族の方に手伝ってもらいましょう。

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