陥入爪とはどのような爪の状態を指すかご存知ですか?巻き爪との区別がわかりにくかったり、そもそも陥入爪と巻き爪が併発した症状をしていたりして素人目に違いが判別しにくい場合もあります。今回は陥入爪と巻き爪の違いについてお伝えします。
巻き爪は実は俗称であり、医学用語では湾曲爪と呼びます。便宜上巻き爪と呼んでいますが、陥入爪も巻き爪の一種です。ただし湾曲爪と陥入爪には明確に違いがあります。陥入爪は皮膚組織に刺さりこむように食い込む爪の状態です。組織に刺さりこむので、出血や化膿といった炎症を引き起こしてしまいます。
巻き爪(湾曲爪)の特徴
巻き爪とは文字通り爪が巻いている状態です。緩やかなカーブの巻き方もあれば、カクンと折れ曲がりホッチキスの針のような巻き方もするなど、形状は様々です。巻き爪に共通して言えることは、皮膚に食い込むように巻きながらも痛みがあったりなかったりするものです。ただ、爪の角を深く切りすぎたことによって皮膚に埋もれ、その状態で伸び続けると皮膚組織に刺さりこみ陥入爪を併発する可能性があります。
陥入爪の特徴
陥入爪は爪の端、特に角が皮膚に食い込んで痛みが起こりがちです。爪の端や角が周囲の皮膚に埋もれるように隠れてしまい、表面上はそこまで酷い状態には見えないこともあります。しかし皮膚をどかすと、隠れていた爪端はかなりしっかり巻いていることもあります。出血や化膿が起こり、さらに酷くなると肉芽(にくげ)を形成することもあります。間違いとしてやりがちですが、痛みをどうにか緩和させようと陥入した爪部分を爪切りやニッパーでカットする人がいらっしゃいます。しかしこれがさらに陥入爪を悪化させる原因となります。
深爪が原因
巻き爪も陥入爪も、深爪がひとつの原因です。「爪の白い部分(フリーエッジと呼ぶ)を残さず切る」「白い部分とピンクの部分の境目(黄線と呼ぶ)の曲線に沿って先端を丸く切り込み角を失くしてしまう」このように整えると爪トラブルが発症しやすい深爪状態となります。
深爪状態では爪の働きである下方向の力が効きやすくなり、爪の変形を生みやすくなります。また、爪の進路を塞いでしまうように爪周りの皮膚が盛り上がっていきます。そうなると爪の角は皮膚の上に顔を出すことができなくなり、伸びれば皮膚にぶつかるしか行き場はありません。爪の白い部分を切るという考え方は改めてください。正しくは指先と長さを合わせるのが基本です。
陥入爪になってしまったらとにかく初期の段階で矯正するのが望ましいです。初期の段階では痛みが伴う程度。段階が進めば徐々に膿がにじみ出てきて、より悪化すると肉芽を形成します。肉芽が生まれた段階になれば矯正を行うのが難しくなる可能性があります。
正しい爪の整え方も直接ご指導できます。少しでも違和感を覚え始めたらまずご相談ください。
東京巻き爪矯正院 赤羽院
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