巻き爪はフットジェルネイルも原因に|オシャレが巻き爪を悪化させる理由とは

巻き爪の原因には様々ありますがジェルネイルも含まれます。オシャレを楽しみたい女性にとっては悲しいお知らせです…。ですが正しいケア方法を学べばリスクを抑えて楽しむこともできます。

昨今、ネイルサロンでもセルフでも手軽に色んなデザインを楽しむことが出来るジェルネイルですが、実際に当院にもジェルネイルをやってから症状が出てきたという患者様がいらっしゃいます。

今回はフットジェルネイルと巻き爪の関係性についてお伝えします。

目次

ポリッシュネイルとジェルネイルの違いについて

ポリッシュネイル

マニキュアやカラーネイル、エナメルネイルとも呼ばれます。ドラッグストアや100円ショップなどでも購入でき、除光液で簡単にオフすることができます。ただマニキュアには揮発性があり、自爪が乾燥しやすいです。爪が乾燥することによって、爪が欠けやすくなることもあります。それにより他の爪トラブルに繋がりやすくなります。

ジェルネイル

ジェル樹脂でできていてUVライトやLEDライトを使って硬化します。ネイルの持ちがよく、厚みが出てムラが出来にくい為セルフネイル初心者の方でも挑戦しやすいです。しかしながらジェルネイルは自爪との密着度を高めるために爪の表面を削ったり、オフする際に揮発剤を使用するため爪を乾燥させる原因にも繋がります。

どちらにも共通するポイントは除光液です。使う頻度が多いほど爪を乾燥させ、痛めてしまう原因となります。

ジェルネイルは巻き爪を悪化させる場合がある

ジェルネイルは硬化させる際にぎゅっと縮む様に固まるため、爪が薄い方や乾燥している方は爪が一緒に丸くなり、結果的に巻き爪になりやすくなってしまいます。また長い間ジェルネイルをつけたままにすると、その間ずっと巻いた状態が維持される為急に痛みが出てきたり、巻きが強くなったりするなどトラブルにも繋がりやすくなります。

ジェルネイルは1か月半程度つけっぱなしになる長い期間もこの影響に一役買ってしまっています。

また、爪疾患にグリーンネイルという爪が緑色に変色する症状があります。これはジェルネイルをしている方に見られる症状です。グリーンネイルの緑膿菌は常在菌ですが、多湿環境を好むのでネイルと爪の間の僅かな隙間で発生し増殖します。

グリーンネイル症例写真
グリーンネイル症例

リスクを抑えるためにはジェルネイルをしていた期間と同じかそれ以上、爪を休ませる期間を設けてあげてください。

乾燥した時の巻き爪のケア方法

除光液で乾燥するという点に触れました。爪は実は水分を多く含んでいて、水分の揮発量はお肌のそれよりも多いのです。水分があることで、柔軟でしなやかな爪に保たれ、軽い衝撃で爪が割れる危険が少なくなっています。

乾燥すれば何もしていなくともヒビ割れてくることもあります。割れて、引っ掛かって、爪が剥がれるということは避けたいですね。また、乾燥すると爪は縮まります。縮まる際に巻いてきてしまうのです。

この乾燥を避けるには、いくつかケアの方法があるのでご紹介します。

栄養面

爪は肌や髪などを作るケラチンというたんぱく質から出来ています。たんぱく質を意識的に摂るために、最近ではプロテインを常飲するのも一般的になってきたようです。たんぱく質の吸収を良くするために、他の栄養素も満遍なく摂ることも大切です。女性は特に年々たんぱく質の吸収がしにくくなってしまうので、栄養補助食品に頼るなどし、無理なく毎日摂取していただきたいです。

爪を直接手入れする方法

キューティクルオイルの使用をおススメします。オイルの特性は保湿して後から伸びる爪も丈夫にさせる効果があります。爪は皮膚に埋まっている見えない爪母(そうぼ)で作られ伸びてきます。その生え際にオイルを垂らし、優しく揉み込んでください。また、先端の横線(白とピンクの境界線)から垂らすと爪の周りをしっかりつたい、指先がべたべたすることも少なくなります。日中は手作業や水洗いが多い人は寝る前だけでも行ってください。

爪の状態には個人差があります。カウンセリングで一人一人にあった適切なケア方法の指導をもらうことが最善策です。
巻き爪以外の爪のことでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。ご予約お待ちしております。

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