陥入爪とは

陥入爪とは

陥入爪は皮膚に爪が食い込み痛みが伴いやすい爪症状です。皮膚の痛みだし、傷に薬を塗っておけば大丈夫かな?と思われがちですが、爪自体へ対処しないと症状が長引き悪化しやすいトラブルです

陥入爪の場合、爪が側爪郭(爪まわりの皮膚)に埋もれてしまっています。矯正にて爪端が皮膚から顔を出すと、皮膚の炎症や痛みも時間経過と共に自然治癒していくのが一般的です。

ですが最もやってしまいがちな間違った対処に、食い込み箇所の爪を切り込む(深爪)ことがよく挙げられます。一時的な痛みの解消に一役立ちますが、大抵さらに悪化させる原因となります。

爪が皮膚より短い深爪状態であると周りの皮膚が多い被さり、爪は伸びと共に皮膚に食い込む他なくなります。自分で切り込むことで、より根深く、症状を悪化させることになります。

上記画像、陥入爪施術前の症例のように、爪が短く皮膚に刺さり込んだため炎症が始まっています。矯正を施すと4ヶ月後の写真のように爪角がしっかり顔を出し、自然と伸ばせる状態になりました。※効果には個人差がありますただし改善後にまた爪を深爪にすると再発してしまいます。特に子どもは特に爪を毟ってしまったり噛み癖がある子がいますので、親御さんの注意が必要となります。

陥入爪で最も怖い皮膚トラブル:化膿・肉芽

陥入爪による皮膚トラブルは、出血や化膿といった患部が体液でジュクジュクと満たされている状態の他、皮膚が赤く艶のある感じでぷっくり盛り上がる肉芽(にくげ)という状態に発展することがあります。

これは皮膚組織のバリアーや身体の自然治癒の機能で生じるのですが、肉芽が肥大化すると爪の広範囲を覆い、改善に時間がかかることがあります。爪の除去や、皮膚組織の切除など、外科的措置を施さないといけない場面も出てくるため、最も早期段階で改善着手すべき症状と言えるでしょう。

この皮膚トラブルは、爪という異物が皮膚に刺さり込んでしまったことが原因です。よく塗り薬を処方され、周囲を覆い尽くすように絆創膏を貼る方がいますが、それでは逆効果です。傷に異物が刺さったままでは一向に快方に行かず長引くか、悪化していきます。

皮膚の異物を取り除く=矯正で爪の陥入を改善させると、再発リスクも抑えて爪本来の正しい形状に整えることができます。

陥入爪肉芽症例写真
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