爪棘(そうきょく)という言葉、あまり馴染みがないかもしれません。爪棘とは爪の角が切り残され、棘状のままどんどん伸びている状態を指します。
爪が食い込んで皮膚が炎症し、治療しても一向に治らない場合は、目に見えない爪棘が潜んでいる可能性があります。
怖い話ですが、爪棘を放っておくとそのまま皮膚を突き破ってしまうことも実際にあります。
想像したくない怖さですね。そうならないために普段気を付けるべき対処方法をご紹介していきます。
『目次』
・爪棘とは
・爪棘の原因
・巻き爪(陥入爪)矯正の大切さについて
爪棘とは
爪棘は爪の角が棘状になった状態です。棘になるまで角を見逃して切り残すことがあるのか?と思われるかもしれません。ですが、実際に爪棘の状態で当院へ来院されたケースは珍しくありません。
自分の爪が爪棘だと知りながら来院するケースは少ない印象です。爪を矯正しようと思ったり、病院で診てもらったりして、初めて爪が棘状になってしまっていることを知る場合が多いです。
爪棘の場合、すでに痛みが強く皮膚も腫れあがって、出血や化膿といった皮膚症状が同時に起こっています。かといって、棘を自分で除去しようとは思わないでください。悪化させ、より皮膚症状が酷くなり改善に余計に時間がかかってしまいます。
解決として爪に矯正を施して棘が表に出れば切り取ることが容易になります。ただし、あまりに棘状の面積が広く、痛みの程度が激しければその限りではありません。早期に外科的手術などの医療行為が必要となります。
こうならないためにも、次にご紹介する原因と改善方法に目を通してみてください。
爪棘の原因
爪切りで普段から短く整えすぎると、角が皮膚に陥入しやすくなります。短い状態=指先よりも短いことを指します。間違いやすいですが、フリーエッジと呼ばれる爪の白い部分は切り取り線ではありません。
ゴミが入って不衛生だとか、運動や登山で爪が割れたりすると危険だから、などフリーエッジがなくなるくらいに切るよう指導を受けたことはございませんか?是非これからは爪と指先の長さを揃えるようにしてみてください。痛みが出にくくなります。また、指に力を加えやすくなり運動効率が上がりますし、不意なつまずきや転倒リスクが減っていきますよ。
爪を整えるにはヤスリを使ってください。切りすぎ防止になります。爪切りの刃は爪を潰して切るという設計なので、爪切りの刃先が外側に出ていないと亀裂が生じるときがあります。より安全な方法でケアをして爪を守っていきましょう。
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巻き爪や陥入爪になってしまうと、爪の角が見えなくなるほど皮膚に埋もれてしまうことがあります。当院の患者さんに「放っておけば自然に良くなるかと思っていた」とおっしゃっていた方もいました。爪は自然に巻く作用があるので、反対に広がって元に戻るということは滅多に起こりません。
早期に矯正をしましょう。
もしご自分で爪棘を取り除いたとしても、巻き爪や陥入爪を直さなくていいとはなりません。爪棘が再発しやすい状態ですし、そもそも棘だけでなく爪の端全部が皮膚に食い込んで痛みが生じる恐れがあります。
巻き爪(陥入爪)矯正の大切さについて
「悩んでいた時間がもったいなかった」
施術を初めて受けてそう感想を述べられる方は珍しくありません。
爪を全体的に矯正して安全な平たい形状まで到達するには、平均的に3~5回の通院が目安となっています。しかしながら爪棘は初回の施術で表に顔を出して取り除ける場合がほとんどです。個人差がありますが、爪棘が除去できると痛みが緩和が早い傾向にあります。(※皮膚症状が重ければその限りではありません)
もちろん大切なのは再発させないことです。爪全体をしっかり矯正して爪棘が生まれない状態へ変えましょう。
また、巻き爪や陥入爪も再発させないことが理想ですので、是非初回のカウンセリングにてこれまでの経緯や原因などをお聞かせください。これからの長い人生、足先の痛みのない健康的な生活を送るために私たちはカウンセリングを重視しています。
ご予約はネットからも行えます。
7月いっぱいまでのキャンペーンでご相談を受け付けています。ご自身の爪状況がよくわからなかったり、矯正が必要なのかどうか定かでないという方、お気軽にご予約ください。ご希望であれば当日そのままカウンセリングから施術まで行えます。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
メトロ池袋駅から徒歩6分の通院しやすさ
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-33-12 平木ビル 1F