巻き爪になる高齢者たち
巻き爪になるのは、実は年齢も関係します。爪は皮膚と同じく水分量が減少し乾燥が進みます。そのため、若者の爪と比べ高齢者の爪は乾燥しがちです。この乾燥が爪が巻く原因となるのです。爪は乾燥すると水分が抜けた分収縮します。平たい爪の形が保たれたまま収縮するわけではなく、ある程度巻きながら収縮します。こういう理由から高齢者には巻き爪が多いということになります。
また、乾燥で爪は硬くもなります。爪が硬くなることにより自身での爪切りが困難になる、割れやすくなるといったトラブルを引き起こします。高齢者は腰が曲げられなくて足に手が届かなかったり、手に思うように力が入らないせいで爪が整えられなかったりする人がいます。無理はせず、身内や介助者に爪切りを手伝ってもらう必要があります。
巻き爪になる他の原因
巻き爪はそもそも爪が自然に巻く性質から起こります。爪が巻かずに平らな形状が保たれていたのは、常日頃「歩く」ことを続けていたからです。歩くことで地面からの圧力を受けますが、歩かなくなることで圧力を受けられずに爪は巻くのです。
他には膝や腰の痛みを庇おうとして身体のバランスが崩れ、爪に影響が出ることもあります。痛みが出ると自然と痛みをかばう姿勢を取り、指先に過度に負担がかかったり、反対にかかと重心になって指が地面に付かなくなったりし、それが長期に及ぶと巻き爪になることがあります。
硬い爪のケア方法
高齢者の硬い爪を放置しておくのは危険です。指先より伸びてしまった爪は巻き放題な状態になり、先端側から皮膚に食い込む恐れがあります。そこで、爪切りが行いやすいタイミングと整え方をご説明します。
爪切りのタイミングは爪が柔らかくなっている入浴後がベストです。爪の長さは指先の皮膚の高さと同じくらい。角を切り落とさず、上から見て爪全体が四角い形状が理想です。硬いからといって爪切りやニッパーを使用すると爪が割れる可能性があるので、ヤスリのみの使用を推奨しています。一方方向に削って先端をまっすぐになるように削っていきます。最後に角を3回ほど擦り少し丸みを付けると隣の指を傷つける心配がなく安心です。また、指先全体を清潔に保つのも大切ですよ。
東京巻き爪矯正院 赤羽院
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