巻き爪は大人だけでなく、成長期の子どもにも多く見られます。今回は子どもが巻き爪になる原因と予防方法についてご紹介します。是非参考にしてみて下さい。
子どもの爪の特徴
子どもの爪の特徴は大人と比べて水分量が多く柔らかいことです。柔らかいと、靴などによる外的な負荷によって変形しやすいものです。爪トラブルの傾向では、「陥入爪」という爪が皮膚組織に刺さりこむように食い込み、炎症を招くタイプが比較的多く見受けられます。この陥入爪の原因には間違った爪切り習慣が挙げられ、子どもは自分で爪をむしり取ってしまう場合があり、親の注意が必要です。また、症状が酷くなってから親に申告する場合も多いので、日頃から親の目で子どもの足を確認するのが大切です。
子どもが巻き爪になる原因
子どもが巻き爪になる大きな原因は主に3つあります。
■足に合っていない靴
足に合わない靴を履き続けるのは足爪にとても良くないことです。足が締め付けられたり靴の中で遊んだりしてしまい、負荷を受けますし、成長も阻害されます。足に合わない靴を履いている子どもの実態は、親が「成長期だからすぐに大きくなってまた買い替えなければならない」と少し大きめの靴を履かせている場合が多いようです。
■運動を活発に行っている
足に合ってない靴を履いたまま運動を行っていると足や爪に多くの負担がかかります。特に走り回ったりボール遊びなどは指先にかかる負担も多く、爪が欠けたり割れるリスクが高くなります。
■爪切り
間違った切り方をすることで巻き爪になりやすくなります。後述する正しい爪の切り方で足トラブルを防ぎましょう。
子どもの巻き爪予防方法
■正しいサイズの靴を履かせる
正しいサイズ
・長さ:つま先側に0.5~1cmの余裕があり、指先が内側に触れない程度の捨て寸がある
・横幅:ピッタリ
靴の種類も重要です。是非「紐靴」を履かせてください。紐は靴と足を固定させ、靴の中での足の前滑りを防止する役目を果たします。また、運動機能の向上にも効果を発揮します。
靴の履き方
1.靴を履いて、踵を支点につま先を斜め上に向ける(踵がすっぽり収まる位置に合わせる)
2.つま先側から紐をしっかり結ぶ(結んだ紐の下に指が通らないくらいしっかり結ぶ)
3.前滑りしないかどうか、つま先を地面にトントンとつけて確かめる
毎回履く度に結び直すのが理想です。時間がなければ靴ベラを用いるのも良いでしょう。まだ紐を結べない子どもはマジックテープでも構いません。ただしマジックテープは緩みやすいので気付いたらこまめに付け直してください。
■正しい爪の切り方を守る
良い爪の形
・スクエアオフ(四角い形状で角は尖らせないよう少し丸みをつける形)
・爪の先端は指先と揃う(1mm程度指先が出ていても良い)
※四角い形状を意識しすぎて角だけ出っ張るのは引っかかり易くなります。その場合は指先の丸みに合わせてラウンド型に先端をならしてください。
爪にも指にも最も負担のかからない状態にするには、「爪先と指先の高さを合わせる」ことです。子どもは爪の白い部分(フリーエッジ)を全て切ってしまうことも見受けられます。それは酷い深爪の状態です。深爪になると、皮膚に埋まりこむように伸びていくことになります。痛みが酷くなれば、痛みを庇うような歩き方をしてしまい、身体全体に負担がかかりますし、さらに怪我や事故の原因になるケースも少なくありません。深爪は絶対に止めさせましょう。
爪切りの道具選び
一般的に使用されている爪切りは、「曲刃」と呼ばれる真ん中から内側に凹んだ形状の爪切りです。刃が曲がっているのでスクエアオフにするには使いにくく、余計に角を切りがちです。最もオススメするのは「爪ヤスリ」の使用です。切りすぎ防止や割れ欠けのリスクを抑えられますので、是非使用してみてください。子どもの爪は薄くデリケートなので優しく整えてあげましょう。爪が薄くて柔らかい時期なので簡単に整えられますよ。
今回は子どもが巻き爪になりやすい原因と予防方法についてご紹介しました。
東京巻き爪矯正院 赤羽院
【住所】〒115-0055 東京都北区赤羽西4丁目23-5 赤羽西ガーデンハウス102号室
【定休日】水曜日、木曜日
【営業時間】10:00~19:00
【電話番号】080-6717-6752
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