高齢者に多い「巻き爪」の原因とは?放置によるリスクと対策を解説

歩行機能の減少と地面からの圧力不足
高齢者に巻き爪が増える理由の一つとして、歩行量の減少が挙げられます。
爪は本来、内側へ丸まろうとする性質を持っているのですが、歩行時に足指へ適度な圧力が加わることで、その力がバランスよく保たれています。
ところが、加齢に伴う筋力低下や外出機会の減少によって歩く時間が短くなると、足指にかかる刺激が不足し、爪が徐々に巻きやすくなることがあります。
特に運動習慣が少ない方や、杖・歩行補助具を使用している方は、足指を十分に使えていないケースも少なくありません。
加齢による爪の変化と爪甲鉤彎症
年齢を重ねると、爪の成長速度が低下し、水分量や柔軟性も変化していきます。
その結果、爪が厚くなったり、変形したりすることがあります。
高齢者に多くみられる症状の一つが「爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)」です。
爪が極端に厚くなり、表面がデコボコしたり、鉤(かぎ)のように湾曲したりする状態で、進行すると靴に当たって痛みを生じることもあります。
また、厚くなった爪は通常の爪切りでは切りにくくなるため、適切なケアが難しくなり、さらに変形が進行する悪循環に陥ることがあります。

フットケアの難しさと深爪のリスク
高齢になると、視力の低下や腰痛、膝の痛みなどによって足元が見えにくくなり、自分で爪を切ることが難しくなる場合があります。
無理な姿勢で爪を切ろうとすると、深爪や切り残しが生じやすくなります。
特に爪の両端を深く切りすぎると、爪が皮膚へ食い込む「陥入爪(かんにゅうそう)」を引き起こします。
陥入爪は痛みや炎症の原因となり、歩行に支障をきたすこともあるため注意が必要です。
正しい爪の長さや形を維持することは、巻き爪予防の基本といえるでしょう。
糖尿病などの持病がもたらす影響
高齢者では糖尿病や血行障害などの持病が、巻き爪や足のトラブルに関係している場合があります。
糖尿病によって血流が低下すると、爪を作る組織へ十分な栄養が届きにくくなり、健康な爪の成長に影響を及ぼすことがあります。
さらに神経障害を伴う場合は、痛みや違和感を感じにくくなるため、巻き爪や傷、炎症に気づくのが遅れるケースもあります。
その結果、症状が悪化し、感染や潰瘍につながることもあるため、日頃から足の状態を確認することが大切です。
糖尿病のある方は特に、自己判断で放置せず、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
健康寿命とQOLを支える足のケア
巻き爪は単なる爪の問題ではありません。
痛みがあることで歩く機会が減り、運動不足や筋力低下を招く可能性があります。
また、外出を控えるようになることで生活の質(QOL)の低下につながることもあります。
人生100年時代といわれる現在、自分の足で歩き続けることは健康寿命を維持するうえで非常に重要です。
そのためには、適度な運動習慣に加え、足や爪の定期的なチェックと適切なケアが欠かせません。
「年齢のせいだから仕方ない」と考えず、巻き爪や爪の変形に気付いたら早めに対処することが大切です。
足の爪に違和感やお悩みがある方は、東京巻き爪矯正院 新宿院までお気軽にご相談ください。
健康な足元づくりをサポートいたします。
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