コラム

巻き爪と陥入爪とは何なのか?

巻き爪専門院、東京巻き爪矯正院練馬院の担当、湯澤です。巻き爪などの足トラブルの予防に役立つ知識などをお届けするコラムを載せていきます。是非お役立てください!

爪症状と足トラブル
巻き爪などの爪症状について
陥入爪と巻き爪の違い
巻き爪の主な原因
巻き爪の問題点

爪症状と足トラブル

爪の症状として多い巻き爪は、爪の両端あるいは片側の側面が内側に巻き込んだ状態を指します。

足のトラブルは主に、足の骨格の変形により親指が曲がる外反母趾(がいはんぼし)、小指が曲がる内反小趾(ないはんしょうし)、浮き指などが爪に関連しやすいトラブルです。

また、タコ・ウオノメ水虫などの皮膚疾患も足の環境が悪いと巻き爪と併発して見受けられます。

今回特に取り上げるのは、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)、 爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)です。

爪甲鉤彎症は爪の両端でなく先端(縦方向)が、鉤状に曲がる症状です。また、逆スプーンのように反ってしまう爪を匙状爪(さじじょうつめ)又はスプーンネイルと呼んだりします。このように巻き爪とは曲がる部位方向が違う症状もあります。

巻き爪などの爪症状について

巻き爪で皮膚科や整形外科などにかかると、陥入爪だと聞き慣れない診断をされたという方もいらっしゃると思います。皮膚組織に爪が陥入し刺さり込んだ、または食い込んだ状態を総じて陥入爪とも呼びます。爪症状はそれぞれ名前が付いているので、写真で比較してみてください。

「陥入爪(かんにゅうそう)」
「湾曲爪(わんきょくそう)」
「爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)」

医学的に爪症状はこれら3種類に大別され、一般的に湾曲爪を巻き爪と呼んでいます。

巻き方は個人によって様々です。爪の両端が巻いてくる人もいれば、片側だけが巻いてくる人もいます。巻き爪の形や厚みなども同様に様々です。

痛みという観点でも様々です。特に巻き爪や陥入爪は爪の縁、爪の下や周りの皮膚を傷つけやすいため、細菌感染も重なって炎症をし、化膿を起し肉芽ができてしまう恐れもあります。

「肉芽」

肉芽とは、皮膚にできた傷の部分にその傷を治すために盛り上がってできる粒状の肉の塊です。 ケガをすると人間の体の自然治癒力により、ケガをする前の正常な状態に戻ろうと各細胞が傷の部分に働きかけます。 その働きかけの1つが肉芽の組織を作ることで、傷が治る過程に生じるものです。

陥入爪と巻き爪の違い

陥入爪と巻き爪を同じ爪の状態と思っている方も多いですが、厳密には同じ状態ではないのです。
形状として巻いた状態の巻き爪に対して、陥入爪は爪の角が軟部組織(皮膚と皮下組織)に刺さって炎症を起こした状態のことです。
巻いているから刺さることもあるのですが、爪の切り方が悪いと、切り残しの角が刺さり込んでしまったなど、形状として巻いている状態じゃなくても、陥入してしまうことがあります。
また、巻いた爪がどんどん爪床剥離(そうしょうはくり)をおこし、皮膚から剥がれるように巻いて行ってしまうような巻き爪もあります。
この場合には爪は皮膚組織を巻き込んだり、刺さり込んだりせずに巻いていきますので、陥入爪にはなっていない場合もあります。
もちろん、巻き爪で巻いた爪が皮膚に刺さりこみ、陥入爪という状態にもなり得ます(併発状態)。

以上のように厳密な違いはありますが、巻き爪と陥入爪は併発していることの方が多いのでこの2つを混同してもさほど問題はないと考えます。

むしろ、巻き爪と陥入爪の原因や解決方法は少し違い、傾向と特徴の違いがあるように感じますし、この点の方が大事だと考えます。

巻き爪の主な原因

巻き爪に多い特徴的な原因
・ハイヒールなどつま先に負荷のかかる靴や足のサイズに合っていない靴を履いていた
・妊娠などの体重の急激な増加
・怪我をしたことにより爪が剥離、欠落
陥入爪に多い特徴的な原因
・爪が伸びると痛むから切り込んでしまう、または爪をむしりとってしまう癖がある
・スポーツをしているので普段から深爪

ちなみにどのくらい爪を切ると深爪なのか、人によって感覚が違うところに陥入爪になってしまう原因があるようです。どうしても爪の白い部分のところが出ていると気になり、全て切り落としてしまう方や几帳面な性格だと不衛生に見えるからとついつい切ってしまうようです。

爪の伸び方は、手と足の爪でも全く違うもので、手の方が早く伸びるのに対して、足の爪は手よりも二分の一のスピードで伸びるのです。

巻き爪の問題点

巻き爪は40度のカーブから軽度の巻き爪であるという指標があります。本来であれば、爪は10度から30度のなだらかなアーチ状のカーブをしていますが、巻き爪はそのカーブがきつくなり、ひどくなると筒のように巻いてしまうこともあります。
巻き爪になることで、爪のカーブがきつくなるため爪が切りにくくなり、一般家庭で使われている爪切りではうまく切れなくなってきます。
また、見た目が悪くなることで、素足を出すことが多くなる夏には「サンダルがはけない」など、人に見せることが恥ずかしく感じる人もいます。

足指の痛みを我慢して歩いていると、歩き方のバランスが悪くなり、骨格に歪みや筋肉の疲労の増加、ひざや腰の痛みなど関節痛を起こす可能性があります。
また、爪のトラブルは、爪だけではなく上記で記した、外反母趾などの足の変形による爪への圧力の変化も原因とされています。足の指の変形により、かかる指への負荷が正面から側面の負荷に変わってしまい、爪が押されることにより巻いてしまうからです。
また、爪水虫が爪の間で増殖することが原因で爪床剥離を引き起こし爪が巻いてしまうこともあります。

爪の周りのしつこい痛みや爪の変形のために生活に支障があるときには、ぜひ当院にご相談ください。


【東京巻き爪矯正院 練馬院】

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〒176-0012東京都練馬区豊玉北5丁目17番8号 石山ビル 3階

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