巻き爪

陥入爪での化膿をどう対処する?傷が治るメカニズムとは

陥入爪という爪トラブルは、皮膚に爪が食い込み化膿や炎症が起こる症状です。まだ軽い傷や出血が起こるなどの軽度な場合に、セルフケアである程度の改善が見込めますが、そのためには傷を治すための正しい知識が必要です。ただし、化膿した場合には医療機関で診てもらう必要があります。

陥入爪は化膿を繰り返す

傷ができて治るまでのメカニズム

化膿や炎症が酷い場合

 

陥入爪は化膿を繰り返す

陥入爪は爪が皮膚組織に食い込み、出血・化膿・炎症などといった症状を引き起こす爪トラブルです。化膿とは、傷口に細菌が繁殖してしまった状態です。戦って死滅した白血球などの死骸が混ざったドロドロとした膿が出てきます。症状がより酷くなっていくと皮膚が大きく腫れて盛り上がり、「肉芽」が形成されるケースもあります。

初期の段階で内服薬や外用薬治療により傷が治ったとしても、根本原因である陥入爪を解決しないことにはまた化膿や炎症を再発させてしまいます。たいていの人は、陥入した爪箇所を自分で切り一時的に痛みが取れます。しかし、また伸びてくる爪は皮膚に陥入しやすい状態のままであり、矯正を施す必要があります。

陥入爪の怖さは、食い込む箇所を切るとそこからまた陥入しやすくなることです。ほとんどの場合、陥入爪の人は深爪です。爪は本来、指先と揃うまでの長さが適切ですが、深爪で爪が短ければ爪の前方に皮膚が盛り上がってきてしまいます。一度深爪になると自力での改善が難しくなり、痛ければさらに切り込んでより酷い深爪にさせてしまう悪循環が起こります。

痛みを取ろうと繰り返し深爪にし化膿ができてしまった例

 

傷ができて治るまでのメカニズム

人の体は自然治癒力によって傷を治していきます。まず体の中でどういった現象が起こっているのか確認しましょう。


① 皮膚に傷ができ出血すると、血小板が働いて血を止める。
②汚れや細菌を綺麗にする白血球やマクロファージという細胞を含む体液が出てくる。
③かさぶたを作る細胞の働きと傷口を塞ぐ細胞の働きで傷口が修復されていく。
④かさぶたが取れ、表皮を作る細胞により修復され安定していく。

体の中ではこのようにそれぞれの役割を持った細胞たちが活躍し、傷を治しています。ただし、細胞たちが働きやすい環境を整えてあげないと、十分な力を発揮できず治りが遅くなってしまいます。そこで、近年注目されている湿潤療法という治療法をご紹介します。

湿潤療法とは

湿潤療法は傷口の潤いを保ち、人間の体にいる細胞の活動を活発化させ、傷を素早く治すという方法です。体の中の細胞たちは傷口から出てくる組織液などの体液に存在していますが、この液を拭い去ったり、完全に乾かしてしまうと細胞たちが活動できなくなってしまいます。湿潤の環境を整えれば、傷を治してくれる細胞たちの動きが良くなり自然治癒力が高まるという治療法です。

傷を覆うための被覆材は市販で売られている絆創膏タイプのものが主流です。自宅にあるラップで傷を覆って密閉できればそれでも効果があります。

 

化膿や炎症が酷い場合

日常的にできる傷や、化膿も軽度であれば自身で抗生物質を塗るなどで対処することは可能です。しかし、その状態が慢性的な場合(陥入爪による化膿など)は傷や化膿ができる原因となるものを根本的に改善させるために専門家に相談する必要があります。

爪の食い込みによる傷に薬のみで対処しようとするのは、身体に刃物が突き刺さったまま薬を使用しているのと同じことです。傷を治すには刃物を取り除かなければならないのはお分かりでしょう。先にも述べましたが、爪を切る行為だけでは悪循環により症状を悪化させます。解決には矯正が必要なのです。

まずは埼玉巻き爪矯正院越谷院にご相談ください。

【越谷院】埼玉県越谷市南越谷1-6-96フォレストM 1F

定休日:水曜日、木曜日
営業時間:10:00~19:00
電話番号:048-918-4997
ネット予約:https://yoyaku.makitsume.jp/?shopId=koshigaya

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