巻き爪や陥入爪になり皮膚に爪が強く食い込むと、時に化膿したり出血を伴うケースも少なくありません。ただし、化膿が起こる原因の「爪の整え方」や「靴の選び方・履き方」といった巻き爪以外の原因も正さないと、化膿の完治に時間を要したり再発が起こりやすいものです。
化膿の原因
化膿の原因①爪の皮膚組織への食い込み
巻き爪は皮膚を巻き込みながら巻いていくことがありますが、長い時間を掛けて巻いたときは以外にも痛みが伴わないこともあります。しかし外的な要因(靴による圧迫、怪我など)が原因で急に爪が皮膚に食い込み出すと、化膿という症状を招きます。つまり、ただ爪が巻いたから、刺さりこんだから、というだけでなく、他の原因も解決しないと化膿の完治が難しくなったり再発が起こり易かったりしてしまうのです。
化膿の原因②深爪と陥入爪
爪が皮膚に食い込んでいるならあなたはどうしますか?じゃあ爪を切ろう!と考えるのではないでしょうか。こうして爪を切った場合、大抵は「切りすぎ」の深爪に陥りがち。実はこの爪を切るという対処が化膿を悪化させる原因となるのです。
爪が切り取られた箇所の皮膚は、爪が無くなったことにより元々爪があった部分まで盛り上がって行きます。すると今度はその皮膚が爪の伸びを妨げる壁になってしまいます。爪は伸びるのを止めませんので、壁(皮膚)にぶち当たり陥入(食い込み)し、化膿が再発します。
正しい爪の形とは
スクエアオフという爪全体が四角い形であると安全です。特に角をしっかり残すことが大切ですから、先端が直線になるように整えましょう。長さは指先と揃う程度だと丁度いいといえます。
化膿の原因③靴
足を守るべき靴ですが、間違った選び方と履き方をすると化膿を引き起こす大きな原因へと変わります。ちょっとした段差に指先を打ち付けたり、家の壁や家具にぶつけたりするともちろん痛いですし、爪も割れ・欠けを起こします。これと同じように靴の中に指先をぶつけている人がいます。サイズ感が間違っていて足が靴の中で遊びやすくなっていたり、ハイヒールのようにつま先に体重がかかりやすい靴のデザインは歩行の度に足を痛めつけることに繋がります。
靴の対策①サイズ感に気を付ける
1. 横幅ぴったり
2. つま先は0.5cm~1cm余らせる
この2点を守ってください。痛みが出ると、当たらないように大き目の靴を履くケースが多いですが、ゆとりがある分足が中で遊び、かえって化膿を悪化させます。
靴の対策②紐で固定する
『紐』
紐は足と靴を一体化させられる頼れる存在であり、ただの飾りではないのです。足の甲面を痛くない程度にぎゅっとしっかり結びます。結んだあと、交差した紐を引っ張っても指が入らないくらい結ばれている必要があります。固定感を確かめるために床につま先をトントンと軽く打ち付けてみましょう。中でズレ動かなければ大丈夫です。
靴の対策③靴のデザイン選び
ハイヒールやパンプスはヒールの高さ分体重がつま先にかかる上、つま先の形状が先に従って細いタイプがあります。このような靴は確実に指先を痛めつけます。
また、足に馴染んでいない硬い先細りの革靴や、紐がないローファー、脱ぎ履きが楽なスリッポンなどは指先へ負荷がかかりやすい靴といえます。
以上から
・先が細すぎない形状のモノ
・ヒールが高くない足裏が平坦なモノ
・紐が付いているモノ(面積が広いほうがなお良い)
が良い靴とされ、スポーツタイプのスニーカーがおすすめです。プラスしてインソールを使用すると安定感が増します。
化膿の根本的治療法
化膿の治療には、
・塗り薬や抗生物質で化膿を治す
・刺さりこむ爪の切除
・酷い化膿で生まれた肉芽を液体窒素で焼く
などといった方法が病院で行われています。爪の切除や液体窒素では治療に痛みが伴います。せっかく痛みを我慢したのに結果として再発する場合がありますし、爪を切除したことで巻きや食い込みが強くなる可能性もあります。
ですから、当院では爪を切らない巻き爪矯正法によって巻き爪や陥入爪を根本的に直し、結果として化膿を治していきます。ほとんど痛みがなく、安心して施術をお受けいただけます。
今回ご紹介した原因解決のための指導も行っていますので、靴の履き方や爪の整え方など、不安な点がありましたら埼玉巻き爪矯正院 越谷院にご相談ください。
【越谷院】埼玉県越谷市南越谷1-6-96フォレストM 1F
定休日:水曜日、木曜日
営業時間:10:00~19:00
電話番号:048-918-4997
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