巻き爪のお悩みの中には、「好きな靴が履けない」悩みがあります。特に女性が好む靴の中には、巻き爪であれば痛みが出やすく、また靴自体が巻き爪の原因になることがあります。今回は女性の足の問題に焦点を当ててご紹介していきます。
『目次』
・靴が巻き爪を生む
・足のアーチ崩れが及ぼす巻き爪への影響とは
・外反母趾とは
・巻き爪の予防法
靴が巻き爪を生む
靴は足を守ったり、運動機能を向上させたり、オシャレに着飾るなど、私たちの生活を豊かにしてくれます。ですが一方で、靴の選び方や履き方を間違ってしまうと爪に悪影響を与え、さらには体全体にも及ぶことがあります。
オシャレや流行に敏感な女性は靴選びをファッションの一部として捉えている方が多く、ひときわヒールやパンプスなどの幅の狭い靴をデザインで選びがちです。幅の狭い靴では親指と小指に特に負荷がかかり、巻き爪になるだけでなく外反母趾や内反小趾といった指の向きが内向きに変形するトラブルが起こりがちです。
またヒールがある点も足に負荷をかけます。例えばビジネスシーンで扱われる7センチのヒール(美しく見せるため)では体重の90%近くが前方のつま先側にかかってしまいます。何十キロもの力が加わり、爪が靴の内側に押し付けられている状態を想像してみてください。何も起こらないはずがないのは容易に理解できるはずです。つまり爪には相当な慢性的負担がかかり正常に伸びていくことができず巻き爪になっていくのです。
一方、靴の問題はデザインだけではありません。自分の足のサイズに合わない靴であれば、履くだけで締め付けて負荷を与えたり、緩みすぎて足が遊んで却って負荷がかかります。以上のことから正しい靴とは、足にぴったり合ったサイズで、さらに紐で縛り足を固定できる運動靴が最もおすすめです。
足のアーチ崩れが及ぼす巻き爪への影響とは
足には大切なアーチがあることをご存じでしょうか。足裏は縦横に合計3つの弧を描くアーチ構造が備わっています。例に挙げるなら内側の土踏まずのアーチが馴染み深いでしょう。アーチがあることで歩行を可能にしたり、転倒防止に繋がっている足の大事な要素の一つです。アーチ構造が損なわれると、足を正しく使えなくなり、指先が地面に接地しなくなります。これを浮指と呼びます。指先が地面から圧力を受けていないと実は爪は自然に巻き爪になってしまうのです。なので本来の正しいアーチ構造を維持する必要があります。
外反母趾とは
先ほど触れた外反母趾や内反小趾、これは横のアーチの崩れから生じる足の変形です。横のアーチが崩れると開帳足という指の付け根付近の幅が広がる状態になります。幅が広がりますが、親指や小指の先端の位置は変わろうとはせず、指の向きが本来はまっすぐな状態から斜めに変化します。これが外反母趾と内反小趾と呼ばれます。また、これらには付け根の骨が本来よりも大きく隆起する発達が見られます。慢性的な負荷による異常発達です。
外反母趾の多くは女性に発症します。これは男性よりも女性の方が関節が柔らかく筋力が低いからだと言われています。さらにはヒールやパンプスによる慢性的な負荷も影響しています。
巻き爪の予防法
自分の足に合った適切なサイズの靴を選ぶことがとても大切です。横幅はジャストサイズで、長さはしっかり試し履きして合わせてください。 合わせ方は、つま先を立てて、かかとを地面に付けて靴にフィットさせた状態にし、指先が靴の中で当たらないように0.5㎝~1㎝の隙間があることです。そして紐などで足の甲の部分をしっかりと固定出来る靴を選んで下さい。
正しい爪の切り方は長さと形が重要です。爪の長さは指のお肉と同じ高さが理想です。爪の形は爪の先が真っ直ぐで両サイドの角は少し落としたスクエアオフにしましょう。角があることで指先に負荷がかかっても皮膚に爪が食い込みにくくなります。
基本姿勢は胸を張ってまっすぐにしましょう。
STEP.1 顔は真っ直ぐ正面を向けまずはかかとからしっかり着地!
STEP.2 土踏まずを地面に転がすように体重移動。
STEP.3 胸を開き背筋を伸ばしながらつま先で蹴り前へ歩行する。
姿見で確認しながら行うのが最も良いです。かかとを付いた時、つま先で蹴りだす時、足裏が目視で確認できるくらい足首を動かせているかを確認しましょう。 はじめは慣れるまで筋肉痛になることがありますが、だんだん歩くのが楽しくなっていきますよ。
巻き爪の予防は毎日のちょっとした心がけが大切です。ぜひ足の環境の見直しにお役立て下さい。
すでに巻き爪でお悩みであれば、より酷くならない内に早期の改善をお勧め致します。お気軽に東京巻き爪矯正院池袋院にご相談ください。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
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