よく「子供も巻き爪になるの?」という質問を当院で耳にします。当院には年齢、性別問わず様々な方にご来院頂いており、その中にはお子さんもいらっしゃいます。なぜ子供でも巻き爪になってしまうのか?その疑問にお答えするために、今回は子供の巻き爪についてお話していきます。
『目次』
・子どもも巻き爪になる
・子どもの巻き爪原因
・巻き爪が子どもの成長を阻害する
子どもも巻き爪になる
子どもの巻き爪に疑問を持たれやすいのは、巻き爪はハイヒールなどを履く女性や、高齢者が特になるものだというイメージが漠然と根付いているからではないでしょうか。
実は子どもでも巻き爪になることがあり、小さくて柔らかい爪もしっかりした巻き爪や陥入爪になる場合があります。また、子どもの爪は大人の爪に比べて比較的薄いため、皮膚に刺さりやすく、化膿や肉芽を引き起こすケースも少なくありません。
爪トラブルの原因には靴による負荷がまず挙げられますが、成長期の子どもは特に親御さんが大きいサイズの靴を買い与えてしまった結果によることが多いです。
そういった成長期の子どもだからこそ起こりがちな原因を見直すことで、巻き爪の回避や、さらには足の成長と運動機能の向上というメリットがあります。
子どもの巻き爪原因
靴
子どもの巻き爪の原因として、最も多いと考えられるのは足靴環境です。爪は靴の内側に接触し物理的負荷を受けることで巻いてしまいます。大人と違い子供の成長は早く、足の大きさもどんどん変わっていきます。特に小中学校は成長著しい時期ですが、すぐに靴が小さくなってしまい買い替えるのが面倒だ、と大きめの靴を履かせている親御さんも多いのではないでしょうか?また、足が成長して大きくなったのに靴をそのまま履かせていることもありませんか?
大きすぎたり、小さすぎたりする靴を履くのはNGです。靴が大きいと足が靴の中で動いてしまい、足が前滑りして指先に負担がかかりやすくなります。また、靴が小さすぎると足を締め付けてしまうので巻き爪をおこしやすくなります。
子供の爪は薄く水分を多分に含んで柔らかいので、外部からの圧迫による影響を受けやすいものです。子どもの成長を守るためにも、足の成長に合わせてちょうどよい靴を都度選択して履かせてあげてください。
爪切り
爪切りも非常に重要なポイントです。爪を噛む癖や、むしる癖がある子どもは珍しくありません。総じて爪が短く、フリーエッジ(先端の白い箇所)がない深爪でしょう。深爪により陥入爪にもなりやすく、そのままでは痛みが生じ、膿や血が出る恐れがあります。正しく爪を整える習慣と方法を子どもに身に着けさせる必要があります。
巻き爪が子どもの成長を阻害する
巻き爪が悪化すると体にも悪影響が及びます。巻き爪になると痛む足をかばうように歩く癖がついてしまい、知らないうちにひざ、腰、背中、首などに歪みが生じてしまいます。
運動機能に支障があるのはもちろん、体の歪みから慢性的な頭痛を引き起こす場合もあります。
体のバランスが崩れてから治すのはとても大変です。少しでも違和感や痛みを感じたら早めにご相談ください。当院では靴の履き方や爪の切り方まで、実際に指導しています。また、足に優しいインソールなどもご紹介していますので、それらが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
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