巻き爪は進行すると、爪が皮膚に食い込んで歩く度に痛み、とてもツライものです。そうなってしまう前に専門家に診てもらう方がよいのですが、痛みを和らげる応急処置として「コットンパッキング」という方法があります。覚えていただくと病院にすぐに行けない場合などに有効ですので是非役立ててください。
巻き爪の痛みを和らげるコットンパッキングのやり方
巻き爪で皮膚に爪が食い込んでしまった場合に、爪と皮膚の間にコットンを緩衝材として入れ込むことによって痛みを軽減させるという方法です。食い込みのよる皮膚の炎症は、爪がぶつかったままでは自然治癒していくことはとても難しくなります。やりがちなのは爪を切ってしまうことです。しかし爪を切ってしまうと余計に食い込み易くなってしまうので控えてください。コットンパッキングにより皮膚は自然治癒しやすくなり、軽度の巻き爪程度では矯正効果も多少持っています。
- やり方
1.お風呂できれいに洗いましょう
お風呂で患部である爪や指をきれいに洗いましょう。入浴後は爪が柔らかくなってコットンを詰めやすいという利点もあります。
2.コットンとピンセットを準備しましょう
使用するコットンは医療用のものに限らず、化粧用のものでも大丈夫です。それを小さくちぎって米粒大に丸め、爪が皮膚に食い込んでいる部分に詰めます。詰める時にピンセットを使うと便利です。
- 注意事項
1.コットンの大きさは自分に合った適量で
丸めたコットンが大きすぎると、かえって爪と指に負担がかかって痛くなってしまうので、違和感ない程度の大きさや硬さを調整しましょう。ティッシュや綿棒の綿だけを使うなど、色々試して自分の症状に合ったものを選ぶようにしましょう。
2.適度な爪の長さが必要
爪が十分に伸びていないのに無理やり詰めるのは、爪がはがれたり割れたりする原因になるので良くありません。爪と皮膚の間にコットンが入る余裕が出来るまで爪を伸ばしてから試してください。
3.コットンが外れない工夫を
コットンは外れやすいので、爪に負担がかからない程度にテーピングをして外れないようにする工夫も必要です。靴を履くと圧迫されるので、可能であればサンダルなどを履くようにしましょう。
4.患部を清潔に
さらに大切なことは、患部を清潔に保つことです。コットンは毎日新しいものに取り換えましょう。数日間同じコットンを使い続けると、雑菌が繁殖して炎症をおこすなど、さらに悪化してしまうこともあります。足指は汚れやすく不潔になりやすいところなので衛生第一を心がけてください。
コットンパッキングは痛みを緩和する即効性があり、手軽に出来る良い方法ですが、巻き爪を矯正するという面では大きな期待は出来ません。長期間やり続けると、爪先の白い部分が根元の方にまで面積を広げていきます。これは爪が皮膚からはがれてしまっている状態です。こうなると、矯正に要する時間が長くなってしまいます。
コットンパッキングはあくまでも巻き爪初期段階の人が、痛みを緩和させるためにする一時しのぎの応急処置だと考えておきましょう。巻き爪は放置して勝手に治っているということがありません。応急処置を繰り返しているうちに雑菌が繁殖して炎症を起こした、化膿してさらに悪化したというのもよくあるケースです。
早めにしっかりと矯正に取りかかれば、痛みを我慢する時間も、改善するための矯正期間も短くて済みます。まずは専門家に相談してみることをおすすめします。
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