巻き爪が引き起こす身体への影響とは|足の骨格から見る問題点

巻き爪は痛みだけでなく、様々な不調を身体へ与えるトラブルだとご存じでしょうか。

そもそも巻き爪がどういう症状で、どんな原因から起こるもので、世の中にどれくらいの患者数がいるか、そういうところまで知られていないことの方が多いです。

10人に1人は巻き爪と言われています。これは実際に我々が調査会社に依頼して得たデータです。

爪が巻いて痛みがある方はもちろんデータに浮かび上がるのですが、痛みが出ていない巻き爪と自覚のない数も含めると、その数はもっと多いのです。もはや現代病のひとつといっても過言ではありません。

すでに巻き爪であっても痛みがないのでそのまま放置し、悪化して痛くなって初めて

「自分は巻き爪だったんだ」

と気が付くケースが非常に多いのです。

足の爪が巻いて、皮膚に突き刺さり、痛みが出るところまでたどり着くには、実に様々な不具合が絡み合って時間をかけてじっくり、ゆっくりと起こる身体の最終段階の悲鳴であり体の不調のサインと言えるのです。

巻き爪重度写真
巻き爪重度写真
目次

足の巻き爪がなぜ全身への不調に繋がるのか

「人間(ヒト)はサルから進化した」という話はきっとみなさまご存知でしょう。

元々は4足歩行でしたが、進化の過程で2足歩行になりました。

4足歩行から2足歩行に至るまで、身体は様々な機能を獲得し、進化し続け現在の人間の形態になったのですが、その際にある場所に全体重が集中する構造となりました。

そうです。その、「ある場所」というのは、足です。

2足歩行は、足に負荷が集中し、体重や、目に見えない地球の重力までもが集中するようになりました。

体全体を支える足に負担がかかることで、様々なトラブルや障害がおこるようになったのです。

足の骨格異常が大きな原因である

ひとはそれぞれ、生まれ育った環境や、関わり合った人たちの影響を受けて人格形成され、個性を持って成長していきます。

足も同様に、成長過程の中で起きる足への負担や足靴の環境などにより、十人十色の成長をします。

足のトラブルは、体重や重力がかかって起こるものですが、必ずしも体重や重力のせいだけではありません。

年齢を重ねるとともに、その方の歩んだ人生を反映させるかのように足の骨格のゆがみも千差万別です。

~よくある足のゆがみ~

●外反母趾、内反小趾

最近はよくテレビにも取り上げられる外反母趾。女性にだけ起きる問題ではありません、男性にも生じます。足親指の第三関節部分が下のイラストのように「く」の字に曲がる外反母趾。また反対に小指が「く」の字に曲がることを内反小趾と言います。

この関節部が外に出っ張らなくとも親指や小指が内側に向いて来ているのも外反母趾で、靭帯性外反母趾と呼びます。一方の関節部が突出している場合は仮骨性外反母趾と呼び、関節部が靴に接触して常に負荷を受けていると骨自体が隆起します。

外反母趾イラスト

●浮指

歩行時や直立時に指が地面につかない、接地しない状態を指します。指が常に浮いた状態になっているため、巻き爪にもなりやすいのです。爪は指先を覆い、上から押さえつけて圧を加えています。これ自体が”巻く力”となり、爪は自然に湾曲していくものなのです。巻かないようにするには、地面から圧を受け、巻く力と相殺する必要があります。

浮き指イラスト

●扁平足(へんぺいそく)

扁平足は足のトラブルとしてはよく耳にするものではないでしょうか。足裏のアーチが崩れて平べったくなった状態、土踏まずがなくなった、またはアーチが弱い状態を指します。一眼見ただけでは分かりにくい「かくれ扁平足」の方もいます。地面に着いていない状態の足アーチはしっかりしているように見えて、実際に立つとぺたんと平坦になっています。先天的な場合もあり、舟状骨が側面にポコッと出ているのが特徴です。

アーチ構造が失われると、衝撃吸収力が衰えて足が痛みやすくなります。指先をしっかり使える生活ができるとこのアーチ部を強化できるように筋力を発達させられますが、硬い地面を靴を履いて歩く現代人は指先を使わないと歩けないということがないため、衰えていく一方なのです。

かかとを使わず、つま先だけで歩くトレーニングが効果的とも言われています。

扁平足イラスト

●ハンマートゥ

別名「屈趾足(くっししょう)」。特に多いのが足の指の小さい指(第二趾〜第四趾)に多く見られる指の関節が屈曲した状態です。ハイヒールやパンプスを履く方、紐などでしっかり足の甲面を止めないため靴を履く方に多く見られます。それらの靴では足の遊びが多くなり、ズレを抑えようと指が知らず知らずのうちに屈曲することで生じるとも言われています。

特に人差し指は長さもあり、屈曲した際に靴の上部に接触してタコやウオノメができて痛みが生じる場合が見られます。対策としてはとにかく指先が当たらない靴を選んで履くことです。女性は特に先が細いヒールやパンプスを続ければまず改善しません。

お風呂上りに血行が良く、関節が多少柔軟になった際に指1本ずつ掴んで揉みながら、ゆっくり引っ張るのを30回やってみてください。


ざっと上げただけでもこれだけの足の骨格のゆがみが出てきます。

これらの足の骨格のゆがみにより、巻き爪、陥入爪は生じるのです。

さらに、これらの足のゆがみを抱えていると膝痛、股関節、腰痛、頭痛、首コリ、肩こり、慢性疲労、腰痛、骨盤のゆがみや身体全体の骨格の変形が起こります。

身体の全体を支える足の骨格が美容的、健康的な体調の問題に深く関連しているのです。

足の骨格の歪みが全てを左右させているといっても過言ではないわけです。

巻き爪は問題の氷山の一角

巻き爪は足トラブルの氷山の一角にすぎないのです、その背後に必ず別の大きな問題が潜んでいると考えてください。

巻き爪や陥入爪で爪が皮膚に食い込んでいる、痛みがある時はすでに足の骨格や腰、肩の骨格がゆがんでしまっているとも言えるでしょう。

症状化した巻き爪に対して、千葉巻き爪矯正院では、爪を平たくし、皮膚に刺さり込む爪を解消し、痛みを軽減することができます。巻き爪を正常に機能するカーブを描くまで矯正し、見た目としてもキレイな爪になるのです。

一方、長い時間をかけて、じわじわと歪んでしまった足の骨格は元に戻すのは非常に難しいのです。しかし、だからと言って放っておいていいわけではなく、これ以上悪化していかないように予防ケアすることが大切なのです。

巻き爪や陥入爪のケア、予防は足の骨格のケア、予防などの対策となる。
足の骨格のケア、予防などの対策をすることは巻き爪や陥入爪のケア、予防にもなります。

巻き爪や足のトラブルでお悩みなら千葉巻き爪矯正院へ

当院では足の骨格の変形により巻き爪を引き起こしているその原因をカウンセリングで確認し、それ以上の悪化や歪みを予防するためのケア方法をご提案・アドバイスをおこなっております。

痛みが無くても巻いている場合、早めのご相談でご自分の身体の不調がどこから来るのか、知ることができます。

健康の根幹をなす足のケア、爪のケアは早期に行うに越したことはありません。もしご自身の足や爪の「痛み」と言う悲鳴が聞こえたら、ぜひにご相談ください。

千葉巻き爪矯正院 柏院
《住所》〒277-0851千葉県柏市向原町1-20カーサ・アイ向原 1階B号室
《TEL》04-7170-4522
《営業時間》10:00~19:00
《定休日》水・木

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