巻き爪は靴の見直しも重要|爪と足のトラブルを防ぐ靴の選び方・履き方

こんにちは。東区福岡巻き爪矯正院香椎院スタッフです。

今回は、足のトラブル(足の変形や巻き爪など)を防ぐために、靴の選び方、インソールの効果などについて紹介していきます。

このコラムでは巻き爪の原因に多く見受けられる靴の問題点について学べます

目次

爪や足のトラブルの共通点

巻き爪や陥入爪といった爪トラブル、足裏が痛い・疲れやすい・つまずきやすいといった足トラブルを抱えている方の共通点が足裏のアーチ崩れです。そもそも足には3つのアーチがありますが、踏ん張る力やバランス力を保つために欠かせない役割を持っています

1. 内側のアーチ

土踏まずの箇所で、親指の付け根からかかとまでを結ぶアーチになっています。アーチが潰れてぺたんこになると偏平足と呼ばれる症状は馴染みあるかと思います。

2. 外側のアーチ

土踏まずとは反対側の、小指の付け根からかかとまでを結ぶアーチです。このアーチが崩れるとかかとが外側に倒れやすくなりO脚の症状に繋がります。

3. 横のアーチ

親指の付け根から小指の付け根までを結ぶアーチです。本来指先が地面と捉えるべきところが、付け根が出っ張りそこで地面を捉える形になります。付け根にタコのような角質が出来たり、指が地面からの刺激を受けにくく巻き爪になりやすい原因となります。

3つのアーチが崩れてしまうと、身体に歪みが出て、足関節や腰痛、膝関節痛や足の変形(外反母趾など)や巻き爪などにつながります。ご自身では足を真上から見る習慣しかなく、なかなか症状に気づきにくいものです。偏平足にお気づきであれば、他のアーチも崩れてしまっていることがほとんどです。足の骨や筋肉はそれぞれが密に繋がり複雑に形成されていますので、1つのアーチが崩れると他のアーチも連動していきやすいのです。

アーチの崩れる原因として、運動不足や加齢、遺伝などもありますが、10代20代で崩れている人もたくさんいます。それはデザイン重視の靴や、足に負担のかかる履き方をしてしまっていることが関係します。今回はこの靴に焦点を当て、正しい靴の選び方や履き方を解説していきます。

足の3つのアーチと様々な足の骨格の崩れのイラスト

靴の選び方のポイント

必ず覚えていただきたいのが、靴には「固定感」と「つま先に少しゆとりを持たせる」の2点が大事だということです。固定感を出すためには紐が必要で、つま先にゆとりを持たせるには足の実測を把握することが必要です。

1. 紐で足の甲面を履く度にしっかり引き締めて結び直す

足首の蝶結びだけ結び直すだけでなく、靴全体が足にフィットするように紐は全て引き締めることが大切です。つまりつま先側のバッテンから順々に締めていくのです。するとピタッと靴が足に合わさり、歩くとそれが気持ち良いと感じると思います。コツとしてはつま先に少しゆとりを持たせるために踵を地面につけ、つま先を立ててそのままの体制で結ぶことです。

2.つま先少しのゆとりを作り幅はピッタリのサイズを選ぶ

少しのゆとりは、長さで言うと0.5~1cmです。これを捨て寸と呼んでいます。踵で靴を合わせて、手で触って確かめて捨て寸が確かにあるか確認しましょう。また、幅は3E(EEE), 4E(EEEE)と規格があるのであなたに合う幅の靴を是非見つけてください。ただし足のサイズも朝と夕で異なりますので、大きくなった午後の購入の方が良いです。2つのサイズで迷っている場合はフィット感(少し窮屈な感覚)が強いほうが良かったりします。なぜなら靴の素材は履いて2, 3日経つと足の形に馴染んでいくように少し伸びるからです。

3.踵部分や土踏まずにフィットしているもの

靴のデザインや構造的に足の個人差に合っていないことも中にはあります。踵部分や土踏まずがしっかりとフィットしているとより安定感が増します。フィットしていると指先への負荷が軽減され、巻き爪やウオノメの予防にもなります。またフィットしていると、自然な歩行ができます。

靴にプラスでさらに良い効果を生む「インソール」を使う

靴の見直しに加えて、アーチを補正してくれるアイテムにインソールがあります。インソールにも種類がいくつかありますが、目的によって素材や作りが異なるのでアーチ補正用のインソールを使用してください。(それ以外にはクッション性を出すインソール、通気性をメインに作られたインソールなどがあります)

扁平足の方はよく、『足が疲れる』と言われます。偏平足(内側のアーチが低下した状態)は、立っている時も、歩いている時も、ふくらはぎの筋肉や足裏に絶えず負荷がかかります。インソールで足のアーチをサポートすることで、アーチを支える筋肉の負担を軽減することができます。結果、立っている時、歩いている時も疲れにくくなります

足のアーチがインソールによりサポートされると、歩行時の間違った重心移動が改善されて、外反母趾などなりにくい健康的な足をつくることができます。また、姿勢も改善されます。

足裏にはメカノレセプターというセンサーがあります。足裏に圧力がかかると働き、その情報が神経を通って脳へ伝えられ反射的に指先が地面を捉えるように動きます。このセンサーにより、人はバランスをとって立ったり、歩いたりすることができるのです。
インソールを入れることにより、足裏の接地する面積が増え、より脳への情報量が多くなります。細かな刺激が多く脳に伝わることにより、脳は送られた刺激によって素早く次の指令を出します。結果、転倒を防ぐように脳が素早く反応して行動できるようになります

サッカー、野球、ゴルフ、マラソン(ランニング、ジョギング)、登山など、さまざまなスポーツにおいても、インソールは重要なアイテムになりつつあります。
足裏から脳への刺激が増えることにより、運動時の衝撃が和らぎ、足への負担が軽くなります。また、無駄な隙間がなくなることにより、足の使い方が改善され効率よく力を伝達することができます。

インソールといっても値段も性能も様々です。薄くて柔らかすぎるものや、足のアーチを支えるカップが無いものもあり、しっかりとしたインソールを見定めるには知識が必要です。当院はインソールの販売もしており、患者さんに合ったものをご提案しております。

巻き爪や足のトラブル対応にお困りでしたら、是非お気軽にご相談ください。


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