巻き爪予防に大切な爪のセルフチェック~セルフチェックで健康な爪を保ちましょう~

皆さんは普段爪のセルフチェックを行っていますか?当院に来られる方の中にも、爪はそこまで意識して見ていなかったという方がたくさんいらっしゃいます。爪は健康のバロメーターとも言われ、体調の変化が表れやすい場所でもあります。こまめにご自身の爪をチェックして、爪の変化、体調の変化を意識してみましょう。

今回はそのために知っておきたい爪の知識をお伝えしていきます。


『目次』
・爪の形状の変化
・その他の爪の変化

爪の形状の変化

横筋が出来る

1.すべての爪ではなく、1本または数本に現れる場合

爪の根元の皮膚に覆われている部分には爪母という新しい爪を作る部分があります。爪を噛む、指を挟むなど、その爪母が何かしら外部からの衝撃を受けて、その時期に作られた爪に横筋が現れることがあります。

また、睡眠不足、高熱などの精神的ストレスや肉体的ストレスが過度にかかることにより、爪母への血流が悪くなり爪が伸びてきた時に横筋として現れることもあります。(1本の横筋で現れる場合だけではなく、爪表面に凹凸ができ、がたがたとした形で現れる場合もある。)

2.すべての爪に横筋が1本現れる場合

すべての爪に横線が1本現れるのは「ボー線条」と呼ばれる現象です。この現象は糖尿病、発熱性の疾患、感染症が原因で起こる場合があります。また、出産や薬剤投与からの影響、亜鉛欠乏症なども原因として挙げられます。

縦筋が出来る

爪が乾燥することにより縦筋が現れることがありますが、加齢が原因でもあり、年齢を重ねるにつれ縦筋が深くなり目立ちやすくなるケースが多いです。

病気などの原因ではないため、心配はいりませんが、溝が深くなってくるとともに爪が縦に割れてしまうこともあるので注意してくださいね。

凹凸が出来る

初めに横筋のケースでも少し触れましたが、外部から、または肉体的、精神的ストレスによる爪母へのダメージにより爪の表面に凹凸が現れる場合があります。特に爪母の部分を他の指でよく触る癖のある方に多く見られます。

その他にも、手湿疹の発症や、カンジダ菌の感染により爪表面がぼこぼことした形になってしまうことがあります。

また、「点状陥凹」といって、小さく点状に凹凸ができる場合もあり、この場合は乾癬や円形脱毛症と併発することが多いです。

二枚爪

爪の層が2枚に分かれてしまう現象ですが、こちらの原因は水分量の低下、鉄欠乏性貧血などの栄養不足が挙げられます。水分や栄養素の足りていない爪を爪切りで切るなど、大きな力を加えるとさらに生じやすくなるので、注意してください。爪が欠けやすい、割れやすい、なども同じ原因が考えられます。

その他の爪の変化

ここまで、専門院として特によく見る、またよく聞かれる例を挙げてきました。

補足して、その他のよく耳にする皆さんの疑問についても少し触れたいと思います。

爪の下の白い部分が見えなくて心配なのだけどこれはなぜ?
爪の下の白い部分は「爪半月(ルヌーラ)」と呼ばれ、爪母で新しく作られた水分量の多い爪の部分です。爪半月が大きいか小さいかは爪母の位置によって決まるため、個人差があるというだけなのです。
爪と皮膚の間に黒い点があるのだけどこれは何?
この黒い点は爪と皮膚の間の内出血であることが大半です。こちらもできやすい、できにくいなど個人差があります。

今回は一部ではありますが爪の形状や症状についてお伝えしました。

ご自身でも爪のセルフチェックを行って、保湿栄養バランスの取れた食事爪切りの方法など、健康な爪へと導くための改善策を見つけてくださいね。

【東京巻き爪矯正院 池袋院】

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