当院には、様々な年齢、生活環境の患者さんがいらっしゃいます。その為、巻き爪の悩みやその原因も様々。私たち巻き爪技療士®もその悩みに対し、巻き爪矯正と合わせて、原因改善のアドバイスを行っています。そんな中、ここ数年で増加している、新たな原因というものがあります。それが、コロナ禍による生活環境の変化です。コロナ禍がなぜ巻き爪に影響するのか?疑問に思われる方も多いと思いますが、今回はそんなコロナ禍と巻き爪の関係性についてお話していきます。
『目次』
・コロナ禍による環境の変化
・巻き爪の原因に繋がる環境変化
・爪にはある程度の負荷が必要
・これからの生活環境で起こり得る悩み
コロナ禍による環境の変化
突然始まった、新型コロナウイルスの流行。その流行に対し、私たちの生活は大きく変化しました。リモートワークや、リモート授業、外出を控え家の中で過ごす時間も増えましたよね。それと同時に、歩行の時間が減り、運動の機会も減ってしまった方が多いと思います。
実はこのことが、巻き爪に大きな影響を及ぼしている可能性があるのです。
巻き爪の原因に繋がる環境変化
今までのコラムの中でも、巻き爪の原因についてはお話をしてきましたが、その原因というものは、足靴環境、足の変形、遺伝など、様々なものが考えられます。冒頭でもふれたように、巻き爪はその様々な原因により、男性でも女性でも、また子どもからご年配の方まで、起こりえることです。
しかしながら、巻き爪は、女性がヒールを履いてなりやすいもの、男性が革靴を履いて仕事で外回りをしてなりやすいもの、など、“歩く”ことが原因と思われている方が多いように感じます。もちろん、“足指への負荷のかけすぎ”が原因の1つであることも事実です。しかしここでお伝えしたいのが、 “足指への負荷が少なすぎる状態”も巻き爪の原因の1つであるということです。つまり、“歩かない”ことも巻き爪に繋がる、ということになります。
コロナ禍でのおうち生活の増加に伴い、足指への負荷の減少が起こることは、イメージしやすいのではないかと思います。この生活環境の変化が多くの方に起きたことにより、性別、年齢問わず、この“足指への負荷が少なすぎる状態”が原因の巻き爪が増加していると考えられます。
爪にはある程度の負荷が必要
それではなぜ、足指への負荷が少なすぎると巻き爪になってしまうのでしょうか?
ここで言う“負荷“とは足指のひら側、つまり地面から指への圧力のことを指しますが、大切なのは、まず爪の元々の性質や役割を知っていただくことです。
爪が地面からの圧を受け止めることで、私たちは足指にしっかりと力を入れて踏ん張り、立つことができ、歩行することも可能になります。そんな大切な役割を担ってくれている爪ですが、その役割を果たすためにも、爪自体は元々自然と巻いてくるという特徴があります。
左の図のように下からの圧を受け止めることによりバランスの取れた、安全な角度を保っています。
しかし、右の図のように、もし下からの圧が少なくなった場合には、力の均衡のバランスが崩れ、爪が巻いてきてしまいます。
この爪の特徴を知るとイメージしやすくなったのではないかと思いますが、コロナ禍で足指への負荷が減ったことにより、爪が徐々に巻いてきてしまう、ということが起こるのです。
これからの生活環境で起こり得る悩み
これまでは、ステイホームによりなんとなく痛みを感じる、という方が多かったように思います。しかし最近では、出勤回数が増える方も多く、旅行などの外出の機会も増えてきました。そんな中で注意していただきたいのは、巻いてきた爪を自然に元に戻すのは難しいということです。この数年の間に巻いてきた爪の状態で、歩行の機会がまた増えると、その時に痛みを感じる可能性は大いにあり得ます。
少しでも違和感がある場合は、東京巻き爪矯正院池袋院にご相談にいらしてください。根本原因の見直しも一緒に行います。ネット予約も受け付けておりますので、お気軽にご来院ください。
【東京巻き爪矯正院 池袋院】
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