こんにちは、港区東京巻き爪矯正院六本木院です。
爪には様々なトラブルがありますが、その中でグリーンネイルという症状をご存じですか?中には、ご経験がある方もいらっしゃるかもしれません。爪が緑色に変化してしまう症状の為、カビが生えたのではないかと驚かれる方も少なくありません。今回はそのグリーンネイルについてお話していきます。
自覚症状がない?グリーンネイルの症状
グリーンネイルは初めにお伝えした通り、一般的には爪が緑色に変化しているように見える症状です。
短時間で一気に進行する場合もありますが、一度爪が変色してしまうとなかなか元の爪の色に戻ることは難しく、爪が伸びてその部分がなくなるまでは辛抱が必要なケースがほとんどです。
その為ご自身でその症状になかなか気づかず、その間に症状が進行してしまっていることもあります。初めは色味も薄く小さなものでも、気づかないうちに段々と色が濃くなり範囲も広がってしまっていた、そんなケースも少なくありません。
ただし、グリーンネイルを放置し重症化してしまった場合は爪がボロボロになることもあり、それが原因で爪が薄くなり痛みを感じることがあります。また、重症化したグリーンネイルは独特な臭いが発生したり、爪甲剥離(爪と爪下の皮膚が離れる症状)を引き起こす可能性もあります。
グリーンネイルの原因
爪が変色してしまうため、カビが生えたのではないかと思われる方も多くいらっしゃいますが、その正体はカビではありません。
緑膿菌とは代表的な常在菌の一種であり、日常生活の中で広く常在し、生活環境のあらゆる場所や私たちの体の色々な部分にも存在しています。緑膿菌自体は通常の環境であれば緑色に変色することはありません。
しかし、その緑膿菌が爪に繁殖してしまうことで、ピオヴェルディンという緑色の色素出し、その色素が爪に着色してしまうのです。
ジェルネイルと爪の間
最近ではジェルネイルを楽しむ方も増え、それと同時にグリーンネイルという言葉もよく耳にするようになってきました。
ジェルネイルは時間の経過や、ジェルと爪の相性などにより爪の表面から浮き上がり密着していない部分ができてしまうことがあります。そのジェルネイルと爪の間にできた隙間に日常生活から入り込んだ水分や、爪から蒸発した水分、汗などが溜まり、緑膿菌が繁殖しやすい湿度の高い空間が出来上がってしまいます。このような環境が整ってしまうことで、ジェルネイルを外したら爪が緑色に変色していた、ということが起きるのです。
爪と爪床の間
外部からの衝撃や、爪白癬の影響、ジェルネイルが原因でのかぶれなどにより、爪と爪床(爪の下の皮膚の部分)が離れてしまう症状を爪甲剥離症と言います。この爪甲剥離症の場合、爪と爪床との間に隙間が出来上がります。先ほどのジェルネイルと爪の間の隙間同様に、剥離した隙間は湿度が高くなりやすいため、緑膿菌が繁殖しやすい空間となります。
その為、体調不良や寝不足続き、疲れが溜まっている、そんな時は特に注意が必要です。グリーンネイル自体は基本的には他の爪や他の人へ感染することはありませんが、免疫力が低下している場合、複数の爪に症状が現れてしまうケースもあります。
湿気の多い夏場や梅雨の時期は緑膿菌が繁殖しやすい環境となりやすく、冬場の寒い時期も免疫力が低下しやすいため緑膿菌の感染の可能性はあります。
グリーンネイルの対処法
できることならグリーンネイルになりたくない、というのはもちろんのことですが、緑膿菌はあらゆる場所に存在している常在菌の為、ジェルネイルをしている、爪が剥離している場合は、誰にでもグリーンネイルになってしまうリスクがあります。そこで、もしグリーンネイルになってしまった場合の対処法をお伝えします。
ジェルネイルと爪の間がグリーンネイルになってしまった場合
ジェルネイルを取り外し、よく洗います。緑膿菌は乾燥に弱いため、しばらくはジェルネイルをお休みし、爪表面には何ものせないようにしてください。無理に爪表面を削ったりすることは、爪へのダメージを考えNGです。軽度の場合には、爪表面が乾燥することで改善が見込まれるケースもありますが、緑膿菌の繁殖の進み具合は見た目だけでは判断が難しい場合もあるので、原則皮膚科を受診することが望ましいです。
爪甲剥離症によってグリーンネイルになっている場合
まず剥離を治療する必要がありますので皮膚科を受診しましょう。
湿度や免疫力低下には特に注意して、健康な状態の爪を保ちましょう。
港区東京巻き爪矯正院六本木院では、様々な爪のお悩みに対し、その方それぞれに合わせたアドバイスも行っております。少しでも爪の悩みをお持ちの方は是非相談にいらしてください。
港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。