巻き爪と糖尿病には関係がある?~注意すべき初期症状とは?~

こんにちは、港区東京巻き爪矯正院六本木院です。

皆さんは糖尿病と巻き爪の関係性をご存じでしょうか?巻き爪悪化の要因には様々なものがありますが、糖尿病も1つの原因として考えられる場合があります。生活習慣病の中でもよく知られている糖尿病ですが、 その初期症状が爪に現れる 、という方も少なくありません。

今回はそんな糖尿病と巻き爪の関係性についてお話していきます。

目次

爪と糖尿病の関係

糖尿病の状態とは?

人の体は食事の後など、血糖値(血液中のブドウ糖の量)が上がると膵臓からインスリン(ホルモンの一種)が分泌され、上がった血糖値を調整し一定に保てるようになっています。しかし、インスリンの分泌量の減少や働きが弱まったりすることが原因となり、体内の血糖値が慢性的に高い状態になることがあります。これが糖尿病です。

慢性的に血糖値が高くなることで、ブドウ糖が血管に傷を付け、血管を脆くしたり、その内皮細胞にたんぱく質を取り込み沈着することで血管が狭くなったりすることがあります。

血管が脆くなったり、狭くなったりすることで、体の末端である足や爪に栄養が運ばれにくくなります。そのため、爪に変化が起こりやすくなるのです。

爪に現れる糖尿病の初期症状

巻き爪

先ほど述べたように、糖尿病では爪に栄養が運ばれにくくなります。その為、爪が正常に伸びることができず、巻き爪になってしまうことがあります。同じように、爪が皮膚に食い込む陥入爪のリスクも高くなります。

肥厚爪

巻き爪や陥入爪になるのと同じく、糖尿病で爪が正常に伸びなくなることにより、爪が厚く、固く、脆くなっていくこともあります。このような状態を肥厚爪と言います。爪が分厚くなることで圧迫されると痛みが出たり、脆くなることで割れやすくなり、その部分から菌が入りこみ化膿してしまう危険性があります。

爪白癬(爪水虫)

もう一つ、糖尿病の初期症状としてリスクが高まるのが、爪白癬(爪水虫)です。爪白癬(爪水虫)とは、白癬菌による感染症です。糖尿病になると、血流が悪くなり免疫力が下がるため感染症にかかりやすくなります。その為爪も爪白癬(爪水虫)のリスクが高まり、そしてさらに悪化する危険性も高くなります。爪白癬になると、爪が厚く脆くなり、またさらに巻き爪にもなりやすくなります。

糖尿病初期症状の放置は危険

上記のような糖尿病の初期症状を放置しておくことは大変危険です。糖尿病には、全身の臓器に様々な障害が起こる慢性合併症の危険性があります。

その中には神経障害があり、足や足指にできた傷に痛みを感じなくなり、潰瘍(かいよう:皮膚や粘膜面の組織欠損)になりやすくなります。

また別の慢性合併症として、末梢動脈疾患(太い血管に動脈硬化が進む症状)があります。末梢動脈疾患になると脚から下の血流が悪くなり、潰瘍が治りにくく壊疽(えそ:皮膚、皮下組織、筋肉などの組織が壊死し、変色した状態)を起こし、場合によっては足を切断しなければならなくなってしまいます。

このような状態の中、巻き爪、肥厚爪、爪白癬などの爪の変化により、足指の皮膚に傷ができたり化膿したりすると、どうなってしまうでしょう? 初めは小さな爪の変化でも、放置して取り返しのつかない状況になってしまう、そんな危険性もあるのです。 

今回は糖尿病と巻き爪をはじめとする爪に現れる変化についてと、そのリスクについてお話をしました。体や爪の変化、痛みを放置せず、適切な対応を早めに取ることが大切です。

ご自身の爪の状態をこまめに気にかけて、何か少しでも爪に対するお悩みがある場合は、いつでも港区東京巻き爪矯正院六本木院にご相談ください。

港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。

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