こんにちは港区東京巻き爪矯正院六本木院です。
当院ではよく、「巻き爪になるのはやはり女性の方が多いの?」という質問を頂くことがあります。巻き爪の悩みは年齢、性別問わず、様々な方が抱える悩みですので、特に女性ばかりが持つ悩み、というわけではありません。しかし、女性に多い靴環境などで巻き爪をはじめとする足トラブルや爪トラブルがあることも確かです。 今回はそんな女性が悩む足、爪のトラブルについてお話していきます。
足靴環境の影響
靴は私たちの足を守り、運動機能を向上させるだけでなく、気分を変えてくれ、私たちの生活を豊かにしてくれる物です。流行に敏感な女性であれば特に、ファッションの一部として靴を選ぶことが多いでしょう。しかし、靴が足や爪に与える影響は大きく、選び方や履き方を間違ってしまうことでその影響は悪化し、更には体全体にまでその悪影響が及んでしまう危険性もあります。
ヒールの高い靴
美しく見せるためにビジネスシーンで扱われることの多い7センチヒールは、体重の約90%がつま先にかかってしまいます。何十キロもの力がつま先にかかり、靴の先に押し付けられて圧迫されている状態になっているということです。それほどの状況の中ですので、足裏や足指の骨格の崩れを引き起こす可能性、爪が正常に伸びることができなくなり巻き爪や変形爪になってしまう危険性が高くなります。
幅の狭い靴
ヒールは負荷がかかるのでヒールなしのパンプスをよく履いている、そんな声もよく耳にします。しかしここで注意していただきたいのが、靴の幅です。パンプスなどの靴は幅が狭い靴ですので、親指と小指に特に負荷がかかります。それにより、巻き爪が引き起こされるだけでなく、外反母趾(がいはんぼし)や内反小趾(ないはんしょうし)など、指の向きが変化する足トラブルも引き起こしやすくなります。
厚底の靴
つま先だけに力がかからないように、と厚底の靴も好んで履いている方が多い印象ですが、圧底の靴の注意すべきポイントはその重さとソールの硬さです。厚底になっている分、重さがあり、歩行のたびにその重さが足や爪に負荷としてかかります。その影響で巻き爪になりやすいことはイメージしやすいかと思いますが、特に爪母(爪の根元の皮膚部分にある爪を作る組織)にその負荷がかかると正常に爪が作れなくなり、爪に厚みが出てきたり、爪表面が変形してはえてくる、というトラブルに繋がります。そして、その厚み、重み、ソールの硬さから足首を使っての歩行が難しく、どうしてもペタペタ歩きになりやすくなります。ペタペタ歩きになることで、足裏や指先がうまく使えず、巻き爪や足のアーチ崩れに繋がる危険性が高まります。
サイズの合っていない靴
靴の形や種類だけに限らず、ご自身の足のサイズに合っていない靴も、足に負荷のかかりやすい靴となります。デザインが気に入ったけどサイズがなく、小さめや大きめでも履いている、そんな方は要注意です。履くだけで足が締め付けられる、緩すぎて靴の中で足が滑ったり動いたりしてしまう、そのような足靴環境で過ごすことにより、足指や爪には負担がかかり、足トラブルや巻き爪に繋がる危険性があります。
巻き爪にもつながる足トラブル
先ほどの靴の種類のお話でも触れた、足トラブルについて少し詳しくお話していきます。
足裏には横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチ、と3つの弧を描くアーチ構造が備わっています。
この3つのアーチが崩れると、足裏の疲れや痛みが生じるだけでなく、体全体のバランスが崩れてしまうため、膝痛、腰痛、股関節痛から始まり肩こり、頭痛まで体全体の不調に繋がる可能性があります。
また、足のアーチ崩れは、浮指や外反母趾、内反小趾といった足トラブルから、さらには巻き爪などの爪トラブルが引き起こされる原因となります。
巻き爪にも繋がる足の骨格崩れについてはこちらのコラムも合わせてご覧ください
巻き爪予防のために
ここまでのお話で、足靴環境や、足裏の正しい位置に力をかけて歩行することが巻き爪予防のためには必要なことだということがお分かりいただけたのではないでしょうか?ここで、巻き爪予防のために大切なポイントをお伝えします。
足に最も負担の少ない靴は紐付きのスニーカーです。
横幅はご自身の足にぴったりのサイズ感、長さはかかとを合わせ、指先から靴の先端が0.5~1cmの隙間があるくらいのものがベストです。
そして、下からしっかりと紐を締めなおし、足の甲の部分を固定して履くようにしてください。
正しい歩き方を意識することもとても大切です。
基本の姿勢は、胸を張ってまっすぐ背筋を伸ばすイメージです。
Step1:顔はまっすぐ正面を向き、初めにかかとからしっかり着地する
Step2:土踏まずを地面に転がすイメージで体重移動する
Step3:胸を開き背筋を伸ばして、つま先をしっかり使って地面を蹴り前へ歩行する
足首をしっかりと使い1~3の繰り返しで歩行するよう心がけてください。
港区東京巻き爪矯正院六本木院では、巻き爪の矯正はもちろん、その方それぞれの環境やお悩みに合わせたアドバイスも行っていきます。少しでもお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。
港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。