こんにちは港区東京巻き爪矯正院六本木院です。
皆さんはいつもどのくらいの長さで爪を切っていますか?爪を正しい長さに維持しておくことは、爪の健康のためにもとても重要なことですが、あまり長さを意識して爪切りをしていない方が多くいらっしゃることも事実です。深爪により、爪トラブルを引き起こし当院に来院される方も多くいらっしゃいます。
今回は、その深爪の危険性についてお話していきます。
深爪とは
先ほどお伝えしたように、当院にも深爪から引き起こされる爪トラブルによって来院される方が多くいらっしゃいます。
爪先の白い部分が残っていると気になって切ってしまう
幼いころから両親や学校教育などで爪は短く切るよう指導され、その癖がついてしまっている
巻き爪で皮膚に爪が当たる部分の痛みや違和感を取り除きたくて自分で深く切った
など、ご自身の爪切りについてお話を伺うとそのような答えが返ってくることが多くありますが、深爪になってしまっている方は、ご自身の爪が深爪であるという自覚がないケースがほとんどです。
爪先の白い部分の長さは人それぞれ違います。イエローライン(黄線)と呼ばれる爪先の白い部分と、皮膚とくっついているピンクの爪の部分の境目の線の深さも人それぞれですが、そのイエローラインを爪切りの目安にしている方が多くいらっしゃいます。しかし、イエローラインを目安にして爪を切るのは「深爪」の状態です。
理想的な爪の長さ形
深爪の状態だと、指先の皮膚に歩行や靴からの影響によって負荷がかかった時、爪に向かってぐいぐいと押されてしまいます。その押された皮膚に向かって爪が伸びてきた時、爪は皮膚にぶつかり、より巻きが強くなったり、皮膚に食い込んだりします。これが深爪によって爪や皮膚の状態が悪化し、巻き爪や陥入爪、化膿などが引き起こされることの理由です。巻き爪の痛みや違和感を取り除こうとご自身で角を切り込んでも、さらにその症状を悪化させてしまう可能性が高まるので注意が必要です。
深爪により高まる危険性
深爪により短くなった爪の角が側爪部(爪の横の皮膚)に食い込み、出血や化膿を引き起こします。ひどい場合は肉芽を伴います。また、深爪は化膿性爪囲炎【別名:ひょう疽(そ)】と呼ばれる、細菌感染などによる爪床(爪の下の皮膚)の炎症の原因ともなります。
通常爪は私たちの体を支えるために必要な役割を持っています。爪が指先を覆い、指先にうまく力が入れられることにより、私たちは立つことや歩行をすることが可能です。しかし、深爪の場合はうまく指先に力が入れられず、その安定感を損ないます。また、深爪により痛みや化膿などの炎症を引き起こしている場合は、それをカバーするために体重のかけ方が変わったり、歩行困難になることもあります。指先をうまく使えないことにより、転倒の危険性が高まり、スポーツをしている方はパフォーマンスの低下にもつながります。また、足だけでなく膝痛、腰痛から始まり、背中、肩、首と連鎖して不調が起こる可能性も高まります。
深爪にならないために
一般的な爪切りは、爪を挟んで切るタイプで刃先がやや丸みがついているもので、多くの家庭ではこのタイプの爪切りが置いてあります。このタイプの爪切りは手の爪用であり、その爪切りを使用し足の爪を切るとどうしても角が短くなってしまいます。足用の爪切りは直刃(刃先が横にまっすぐなもの)になっています。爪切りを使用し足の爪を切る場合はこの直刃のタイプを使用するようにしましょう。
しかし爪切りを使用する場合は、爪を挟んで切るため、爪への負担があり、硬さや脆さのある爪の場合は角まで一緒に割れてしまった、という場合も少なくありません。
そこでお伝えしたいのは、爪切りを使用するよりもより爪に負担が少なく、安全なのは紙のやすり、ということです。
先ほどお伝えした、正しい長さと形を維持するためには、紙のやすりを使って爪を整えるようにしてください。
爪を噛んだり、むしったりする癖のある方は、爪切りで深爪にしてしまうよりも、より重症化しやすいため注意が必要です。特にお子さんの場合はその癖があるケースも多いので、まずは癖を直すことから始めてください。
矯正による改善方法
一度深爪になると、伸びてきた角が皮膚に食い込み、痛みや違和感の元となります。そして、その痛みや違和感から解放されたいとさらに深く切る、の繰り返しで悪循環となっていきます。その場合には爪を矯正し、角が皮膚に食い込まない状態にすると無理なく爪を伸ばしていくことが可能です。痛みや炎症がひどくなる前に、早めの専門院への相談をお勧めします。
港区東京巻き爪矯正院六本木院では、深爪による巻き爪、陥入爪も対応しています。少しでもお悩みの方は、是非一度相談にいらしてください。
港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。