爪甲鉤彎症って何?~爪がボコボコしている?それもしかして?~

こんにちは港区 東京巻き爪矯正院六本木院です。

皆さんは爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)という言葉を聞いたことがありますか?なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、実はこの症状に悩んでいる方は少なくありません。当院にもこの爪甲鉤彎症に悩んで来院される方も多く、その厚みと硬さによる爪切りのしづらさから長年放置した後、ご自身ではどうすることもできなくなってしまった、との相談をよく受けます。

今回はそんな爪甲鉤彎症についてお話していきます。

目次

爪甲鉤彎症の症状

爪甲鉤彎症とは、足の爪が厚く硬く、濁った色味になり、爪表面がボコボコと層になって盛り上がってくる症状です。主に親指の爪がその症状になるケースが多いです。

爪が厚く硬く変形し、爪切りができなくなってしまった。

ボコボコの見た目が気になって、人前で足を出すのが恥ずかしい。

厚みが出て、靴を履いた時に皮膚が圧迫されて痛みを感じる。

当院に爪甲鉤彎症で来院される方は主にこのようなお悩みを抱えて来院されています。

冒頭でも少し触れたように、ご自身での爪切りや対処が難しい、そのうちきれいな爪の形に戻るかもしれないから様子を見よう、と長年放置されることも多い症状です。そのため、より症状が悪化し、いよいよご自身ではどうすることもできなくなってしまう、という方も多くいらっしゃいます。

爪甲鉤彎症の原因

爪が一度剥がれた

怪我や衝撃、抜爪手術などで一度爪が剥がれ、その後に生えてきた爪が爪甲鉤彎症だった。というのが一番多くみられるケースです。

靴からの影響

長年にわたり、先の細い靴、窮屈な靴、ヒールの高い靴、厚底などの重みのある靴など、爪に大きな負担のかかる靴を履いている方は、爪が剥がれた経験がなくても爪甲鉤彎症になることがあります。

スポーツ

足先に大きく負担のかかるスポーツや、バレエをされていて、慢性的な爪への負荷により爪甲鉤彎症になってしまった方もいらっしゃいます。

長期間の爪への負担が原因となり起こる症状の為、年齢が上の方の発症が多いですが、20代の若い方でも起こり得る症状です。

爪甲鉤彎症が引き起こすトラブル

爪床が剥離する

爪甲鉤彎症の特徴として、爪と爪床(爪下の皮膚)が離れ、くっついている部分が少なくなり、爪が皮膚から浮いた状態になっています(爪床剥離症)。剥離して浮いた爪先が広いため、パカパカしている状態の為、皮膚とくっついている根本部分に負荷がかかってしまいます。また、剥離部分にゴミや古い角質が溜まりやすくなり、不衛生な状態により白癬菌などの細菌に感染しやすくなったり、それが原因で爪下の皮膚が圧迫され痛みを生じたりします

指先の皮膚が盛り上がってくる

本来、指先にある骨や皮膚を爪が押さえていることにより指先の皮膚はまっすぐに保たれています。しかし上記のように剥離部分が広がることで指先の皮膚が盛り上がってきてしまいます。皮膚が盛り上がってくると、その壁となった皮膚に阻害され、爪がまっすぐ前方に伸びていくことが難しくなります。爪甲鉤彎症の方は、もう長い間爪が伸びていないように感じる方が多いですが、前方に伸びることを阻害された爪は徐々に厚みに変化していきます。

爪の見た目が変わる

爪甲鉤彎症の爪は、ただ厚みが出るだけではなく、爪の表面がダンゴムシのように層になって厚くなります。色味も濁り、爪表面の層の部分は爪が折り重なりより色も濃く変化することがあります。また、見た目だけではなく、爪の生える向きや巻きの状態も変化し、痛みが生じることもあります

正常な爪に再生させるには

爪甲鉤彎症の爪は痛みの有無に関わらず、早めのケアが大切です。

爪甲鉤彎症の爪を正常な爪の状態に再生させるための期間は長期的な目線で見ていく必要があり、日頃のご自身でのケアも大切になってきます。足の爪が生え変わるスピードは通常で1年程度を要しますが、爪甲鉤彎症の場合はさらに伸びのスピードが遅くなります。長年の放置により爪の変化から長い年月が経ってしまっている場合はさらに施術の期間を要する場合もあります。最低でも1年以上、2~3年以上の継続が必要となる場合が多く、改善していくかどうかも個人差があり限定的であることもあります。

港区東京巻き爪矯正院六本木院でも爪甲鉤彎症の施術を行っていますが、2~3か月の通院(症状により個人差あります)での施術に加え、ご自身でのテーピングや保湿を毎日継続して頂いております。

初回
通院7回目

長い期間を要する可能性はありますが、なかなかご自身で何とかしようとしても難しく、爪の切りづらさや痛みの発生などのトラブルも起こり得る症状ですので、お悩みの方は是非一度ご相談にいらしてください。

港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。

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