なぜ巻き爪になってしまうのか?矯正をすればもう巻き爪にはならないのか?巻き爪にお悩みの方はこのような疑問をお持ちの方もいらっしゃることと思います。 巻き爪の原因としてあげられる事柄はいくつかありますが、その中でも少なくないのが、足の骨格の崩れ(足変形)です。当院、東京都港区六本木院にもその原因により巻き爪に悩んでいる方がよく来院されています。今回はそんな足の骨格の崩れについて詳しくお話していきます。
足には大切な3つのアーチがある
足の骨格の崩れと言っても、ピンとこない方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?まず初めに私たちの足にとって大切な3つのアーチについてお話します。
・横アーチ(親指から小指までの5本の指を結ぶ)
・内側縦アーチ(親指の付け根からかかとまでを結ぶ)
・外側縦アーチ(小指の付け根からかかとまでを結ぶ)
この3つのアーチは、地面からの衝撃を吸収し、体重移動を円滑にしてくれるなど、私たちが立ったり、歩いたりするために大きな役割を果たしています。
この3つのアーチを維持しているのが健康的な足の形と言えますが、現代人は特にこのアーチが崩れてしまっている人がかなり多くいます。先天的な理由も考えられますが、その原因の多くは、足に合わない靴環境などの後天的なものです。とは言え、骨格を支える筋力の低下も原因なので加齢と共に足の骨格の崩れは起こりやすく、戻すことも難しいものです。
アーチ崩れと巻き爪の関係性
横アーチが崩れると中足骨(足の甲部分の細く長い5つの骨)が扇状に広がり、「開帳足」と呼ばれる状態になります。
さらに3つのアーチが崩れてしまうと、土踏まずが潰れ足裏が平らになる「偏平足」になります。
開帳足や偏平足になると、地面に指が付かなくなる「浮指」になり、本来足指の力のかかるべき場所に力がかからなくなり、それにより巻き爪を引き起こします。
また、皆さんもよく耳にするであろう「外反母趾」、「内反小趾」は、このアーチ崩れに伴い起こる足変形です。浮指と巻き爪の関係性と同様に、外反母趾や内反小趾になると、地面からの力を受ける場所が本来と変わり、親指や小指が巻き爪になります。また、外反母趾と内反小趾を併発すると、5本の指が中央に寄るので、親指と小指以外の爪も押されて全ての爪の巻きが強くなっている方も多くいらっしゃいます。
そしてさらに上記のような足変形が起きることで、健康な足の状態で靴を履いて歩行するときに比べ、より靴からの影響を受けやすくなり、そのことも巻き爪をはじめとする爪トラブルの大きな原因の1つとなります。
足の骨格をサポートすることがカギ
巻き爪を安全な角度にするためには巻き爪矯正はもちろん必要です。しかし、矯正をして角度が良くなっても、同時に巻き爪を引き起こしている要因の改善もしていかなければまた爪は巻いてくる可能性が極めて高いです。
ここで私たちが勧めているものが、インソールです。
当院で取り扱っているインソールは、3つのアーチをサポートしてくれる機能が備わっています。
このインソールをお持ちの靴に合わせて入れて使用することで、体の重心が整い、足裏のかかるべき場所にしっかりと力をかけて立つことができるようになります。
普段から靴の選び方、履き方に気を付けていらっしゃる方も、インソールをプラスし足裏のアーチをサポートすることでより良い靴環境が整います。また、お仕事での靴が指定されていて足に負担のかかりやすい靴しか履けない、そんな方も、インソールを使用することでその負担の軽減、悪化の防止になります。
港区六本木院では数種類のインソールを取り扱っており、試し履きやアドバイスも行っておりますので、ご自身に合ったインソールをお探しいただけます。ぜひお気軽にご相談ください。(ご予約時にインソール希望の旨をお伝えいただけるとスムーズにご案内出来ます。)
港区六本木院の他、東京エリアには池袋・赤羽・練馬・中野院もございます。