爪が重なって生えてきた-重複爪(爪甲鉤彎症)といわれる症状と原因-
重複爪(爪甲鉤彎症)とは?
爪が何らかの原因により、「爪の根本が抜けてしまったが、爪の先は皮膚とくっついている」という状態が起き、その下から新しい爪が生え、伸びてきて重なっている状態です。
新しい爪が生えてくると、先端にある古い爪が邪魔になりそれを押し上げながら成長します。新しい爪はある程度は伸びますが、古い爪に負け成長が止まります。成長が止まってしまった新しい爪もまた根元が抜けてしまい、その下に新しい爪が入り込むように成長していきます。
この悪循環が繰り返されることで、何段か重複した厚い爪となってしまいます。
原因
重複爪(爪甲鉤彎症)の原因は、以下が考えられます。
(1) 物理的な衝撃
・指の上に物を落とした
・爪先をどこかにぶつけた
・爪が硬いので強引に切った
・運動をする際に靴の履き方が悪く、靴の先に爪先がぶつかっていた
上記の理由が原因となり、爪の層に物理的衝撃を与え爪の根元が抜けてしまう原因となります。
また、爪下血種(爪の下で出血)を起こすことで、血が固まり爪の成長を阻害する原因にもなります。
(2) 血流不良
運動不足や、糖尿病の症状などで、血流が悪いと指先まで栄養が届きづらくなります。その結果、爪の成長に悪い影響を及ぼし爪が十分な厚みやスピードで成長せず、重複爪(爪甲鉤彎症)になることもあります。
(3) 栄養不足
過度なダイエットや、好きなものばかり食べて食事が偏っていたりすると栄養不足になり、爪の発育が悪くなって重複爪(爪甲鉤彎症)になる可能性が高くなります。
爪の主成分であるタンパク質やミネラルを多く摂るようにしましょう。
(4) 爪の乾燥
爪が乾燥すると、爪がもろくなり重複爪(爪甲鉤彎症)になることがあります。
爪にネイルをする方ですと、ネイルを落とす際に使うリムーバーが乾燥を招きやすいです。長期間使用していると爪がもろく・薄くなってしまいます。
特に空気が乾燥している冬場は注意が必要です。しっかりと爪の保湿も心がけましょう。
まとめ:爪が重なって生えてきた-重複爪(爪甲鉤彎症)といわれる症状と原因-
通常、重複爪(爪甲鉤彎症)の改善方法は、一番下の新しい爪だけを残して古い爪を全て取ってしまうことで悪循環の連鎖が止まり、ほとんどの場合正常な爪の伸びかたをします。
しかし足や趾(ゆび)の変形が先行して慢性的に爪への負荷がかかっていることが原因で重複爪となっている場合は、足や趾の変形に対する治療が必要になります。
当院では、重複爪の原因、足や靴の環境まで含め、初回のカウンセリングを丁寧に行います。爪のお悩みでしたら、「切らない!痛くない!巻き爪専門院グループ」へお任せください。患者さまの末永い健康生活のためにご助力致します。
東京巻き爪矯正院 練馬院
湯澤 憲司
【東京巻き爪矯正院 練馬院】
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〒176-0011 東京都練馬区豊玉上2丁目27−23 千川通り沿い1階
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