中間爪(ミドルプレート)とは?3層構造の大部分を占める中間爪の構造と役割について
前回の「背爪」に続き爪の3層構造、今回は「中間爪」について詳しくご紹介していこうと思います。
爪の大部分を占める、中間爪の構造と役割についてです。
爪の大切さを知っていただき、普段のセルフケアにお役立てください。
『目次』
・中間爪(ミドルプレート)とは?
・中間爪の特徴
・中間爪のセルフケア
・中間爪のまとめ
中間爪(ミドルプレート)とは?
中間爪「ちゅうかんそう」英語名:middle plate「ミドルプレート」と読みます。
3層構造になっている爪甲の真ん中にあり、爪の厚みの大部分を占める層です。
中間爪の特徴
中間爪の特徴は、軟ケラチンで組成され、多数の細胞からなる層になります。
横方向に結合が強く、シート状の繊維の層を形成し、そのシートが重なるようにして、押し出し中間層を形成していきます。
この層は爪の強度と柔軟性を併せ持つ特性がある反面、外反母趾など足趾の変形や靴の履き方によって爪の形に影響を受けやすい特徴のある中間層(角質層)になります。
中間爪のセルフケア
中間爪は外側からは見えない隠れた層ですが、爪の大部分を占める層です。
日頃ご自分でネイルケアをされる際は下記の点にご注意下さい。
中間爪のセルフケアで注意したいポイント
ネイルケア
爪切りをする時、爪切りの刃は中間爪の繊維層とほぼ平行の向きに切ることになります。(背爪と腹爪は縦方向の繊維なので、爪切りの刃と垂直に切ります)
爪切りをしていて、爪の先から繊維状の爪が飛び出たことがある方も居るのではないでしょうか、これは中間爪を切った際に繊維が裂けて飛び出ていることが考えられます。
これをつまんで引っ張ってしまうと、爪の繊維が横方向に裂けてしまい、場合によっては腹爪を巻き込んでしまい深爪と同じ状態になってしまいます。
このようなときは飛び出た爪の根本から切ってヤスリで整えることをおすすめします。
どんなに丁寧に切っても繊維に沿って切っているため細かい毛羽立ちのようになってしまいます。
その繊維の毛羽立ちは爪ヤスリを使って、爪の断面を丁寧にならすことで二枚爪や爪割れの予防になります。
甘皮ケアの加減
甘皮ケアをする時にも、気を付けていただくことがあります。
ジェルネイルをされる際に見た目を良くするために甘皮を押し上げる甘皮ケアは、背爪の表面に張り付いている角質を除去するネイルケアなので、特にご自分でジェルネイルを繰り返している人の中には背爪がなくなっている方もいます。
そのため、プッシャー等で甘皮を押し上げているつもりが、中間爪を少しずつ削っている場合もあります。
中間爪のまとめ
中間爪は爪の大部分を占め、柔軟性を持った柔らかい層です。
柔らかいと言うことは、爪にかかる外圧を分散し指先を守る特徴がある反面、中間爪自体は圧力に弱く、感染症にも弱い面があります。
軟ケラチンの中間爪は皮膚と同じく脂質を多く含み、背爪と中間爪、中間爪と腹爪を結合していますが、持続的な圧力または、乾燥することにより爪の細胞同士の結合が崩れ、巻き爪や2枚爪等になると考えられます。
中間爪だけではありませんが、爪を保湿する習慣をつけることで、爪のトラブルを予防することにもなります。
当院では巻き爪矯正だけでなく、ひとりひとりに合わせた根本原因改善の指導も行い、患者さま方の健康寿命を延ばすお手伝いをしています。爪の普段のお手入れ方法、生活習慣など気になったことはお気軽にご相談ください。
カウンセリングのみでも受け付けています。
東京巻き爪矯正院 練馬院
湯澤 憲司
【東京巻き爪矯正院 練馬院】
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〒176-0011 東京都練馬区豊玉上2丁目27−23 千川通り沿い1階
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