巻き爪は早期改善が必要です
巻き爪は爪の両端が内側に湾曲していき、皮膚を巻き込むことから痛みが出ることもあります。症状が酷ければ化膿や出血といった皮膚症状を引き起こします。
個人差により形状が様々で、その形状から普段どのような負荷が足にかかっているのか分かってきます。巻き爪を重症化させないために軽度の内から早期に直すことが大切ですが、痛みが伴うまで放置されてしまうのが現状です。また、他人と足の爪を比較することなど滅多にないため、気づきにくく発見を遅らせる要因となっています。
巻き爪を放置してしまうと、歩行のバランスが崩れ、膝痛、腰痛、肩こりなど果ては全身の問題となっていきます。末端の足の爪一つでも油断できません。早期の治療が望まれます。
写真のような爪も立派な巻き爪です。軽度の巻き爪でも放置すると生活に支障を来す可能性があります。下記で紹介する程度目安表を参考にしてください。
巻き爪の程度目安
巻き爪の「程度」と「痛み」は比例するわけではありません。重度で痛みが無い場合や、軽度でも我慢できないくらい鋭い痛みを伴う場合など、個人の足靴や生活環境によって様々です。自己判断はせず、まずはご自身の爪の状態を客観的に知ることが大切です。
巻き爪の原因
巻き爪は遺伝的な要素が原因ともされますが、後天的な影響が最も強いと考えられています。その影響は外的負荷によるもので、靴が大きな原因です。窮屈なサイズによる圧迫負荷はイメージしやすく避けやすい問題ですが、反対に緩いサイズにより足が遊ぶこともまた同様に圧迫負荷を受けてしまうのです。
足に負荷を与えやすい代表的な靴は、女性ではハイヒールやパンプスで、男性では革靴や安全靴です。反対に良い足に優しい靴はスポーツタイプのスニーカーです。ただし良い靴を持っていても、その履き方が正しくなければ負荷を十分に減らせるわけではありません。
巻き爪の改善例
上記写真は重度の巻き爪症例です。矯正の効果は個人差がありますが、初回施術後に痛みの軽減を感じられる方がほとんどです。軽度の症状であっても放置することで悪化する可能性があるので、まずは自分の症状を具体的に知るためにカウンセリングにお越しください。カウンセリングでは患者様のこれまでの生活習慣や治療経験などの経緯をヒアリングし、巻き爪の原因を突き止めます。症状の悪化を防ぐ対策や予防法なども個人に合わせお伝えしています。