変形爪(肥厚爪・爪甲鉤彎症)とは

変形爪(肥厚爪・爪甲鉤彎症)とは

爪が厚くなったり、段々と層状の見た目の変化だけでなく、痛みや別の爪トラブル(グリーンネイルや爪白癬)の引き金になることもあります。

肥厚爪(ひこうそう)は爪が分厚く硬くなり、変色なども起きてしまった状態です。爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)は肥厚爪同様に爪が厚くなるほか、横筋が出来て次第に爪と爪が段々と層状を形成した状態です。当院ではこれらのように変形してしまった爪を変形爪と総称しています。

厚い・硬いことから自分で爪が切れず、伸ばしっぱなしで皮膚に食い込んで痛みが出てしまうまで放置されるケースや、靴の中でぶつかりやすく圧迫を受け、痛みが生じることがあります。また、爪が皮膚から剥離して出来たわずかな隙間に緑膿菌や白癬菌などの常在菌が繁殖するなどの爪疾患トラブルが発生することも珍しくありません。

写真の左が変形爪です。厚みが出て色濃く変色しているのがわかります。放置するとより厚みが増したり、隣の指を傷つけるなど様々な弊害が起こる可能性があります。

肥厚爪・爪甲鉤彎症の原因は?

爪が剥がれてしまったときや伸びが妨げられてしまったときに症状が進行します。爪は成長を止めないのですが、通り道が遮られていると今度は爪の厚みに成長してしまうのです。日頃窮屈な靴を履いている人は要注意で、初期症状として爪に横筋が入り始めているときは爪が負荷を受けている証拠です。進行する前に靴環境を変える必要があります。

他にも一時的な怪我で爪が剥がれてしまった場合や、加齢的な側面もあります。いずれにせよ、放置すると変化が始まった爪自体が障害となり、後から伸びてくる爪がより変化を受けやすいのです。

ネイル専用の研磨マシンで爪の表面を削って整えることが必要です。

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