浮き指(指上げ歩行)が危ない理由|指が地面を捉えていないとなぜいけないのか?を解説

【浮き指】

浮き指は立っている時や歩いている時に足の指が床や靴底に接地しない、接地していても指先に力を入れて踏ん張れない状態のことです。

【指上げ歩行】

指上げ歩行は、足指で地面を押して踏み返していない歩行現象で、いわゆる『ペタペタ歩き』 (アヒル歩き)状態のことをいいます。

足裏のバランスは「踵」「足指の付け根」「足指」の3点が地面につくことで正常に保たれています。浮き指により足指が正常に使えない場合、2点ではとてもバランスが悪く、様々な問題を抱えることになります。

例えば、歩行する際は足指で地面を押して蹴りだすことでグングン前に進むことができるのですが、その当たり前の歩行がうまくいかなくなる、ということなのです。慢性的な腰痛、膝関節痛を患っている人も多いのが特徴ですね。

まずは自分が浮き指であるかどうか、チェックしてみましょう。

目次

【浮き指】チェック方法 

①平らな床で真っ直ぐに立ち、顔は前に向ける。

 ②下敷きなど薄いものを、誰かに足の指の下に差し込んでもらう。

 抵抗なく足の指の下に入っていくようなら浮き指の可能性が高い。

真上から自分の足を眺めるだけではなかなか気づきにくいものだということがお判りいただけたでしょうか?

次に浮き指の原因について解説していきます。

【浮き指・指上げ歩行】になってしまう原因

幼児期の生活習慣によるところが大きく、子供の頃に『あまり歩いていなかった』『 サイズが合っていない靴を履いていた』という方は【浮き指・指上げ歩行】になってしまう可能性が高いといえます。

特に『大きめの靴を履いている』と、足を着くたびに足が靴の中で前に滑り、つま先が靴の内側に強く当たってしまうため、結果的に浮き指になってしまいます。

また、パンプス・サンダル・スリッパというような脱げやすい靴をはくことで『指を丸めたり反らしたり』が習慣化してしまうことも原因と言われています。

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浮き指が及ぼす身体への悪影響とは

姿勢の悪化

浮き指の状態を長期間放置していると、前述したようにバランスが崩れて姿勢の悪化にも影響を及ぼします。

例えば、通勤の電車の中、揺れに対応できずによろけてしまうことがありますよね?よろけてしまわないように不安定な足裏に安定感を求めようとすると、力んだり、普段取らない姿勢になったりすることで最終的に慢性的な肩こりや腰痛に繋がります。

また、踵に重心が寄り、自然と前のめりの姿勢を取りがちになります。それが猫背姿勢の原因になります。

タコやウオノメができる

足裏のバランスが崩れれば、他に負荷が集中します。足指や足裏に硬いタコができて歩く時に痛みを訴えて来院される方が中野院には多く見られます。

ご自身の足を観察してみて、タコやウオノメが出来ている方は、一度浮き指でないか是非チェックしてみて下さい。

東京巻き爪矯正院 中野院では、お一人お一人の足の状態を視診し、患者様の生活スタイルに合わせたアドバイスを常に心がけております。

今回ご紹介した浮き指は巻き爪になっている人にも多く見られている症状です。浮き指解消から巻き爪の再発リスクを下げることにも繋がりますので、必要な方にこちらからしっかり対策のアドバイスを致します。

浮き指以外の足のお悩みについて、今後もコラムで取り扱っていきますのでお待ちください。


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