爪甲色素線条・メラノーマってなに?爪にできた黒い線の正体とは?

Nail black line

爪に黒い線が入っていて驚いた経験がある人はいませんか?
痛みがないので気にならない人や、変色することで見た目が気になる人や不安に思う人もいるのではないでしょうか?
この黒い線の状態により名前や症状が変わってくるので詳しく解説していきます。

目次

爪甲色素線条とは

爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)とは爪の表面に黒色~淡褐色の縦線が生じることを言います。
爪母(爪を作る工場)に色素細胞(メラノサイト)が一時的に入り込む、増加することで爪が黒色~淡褐色に変色します。
これは爪に出来る良性のほくろやシミ、色素沈着の可能性が高いのでしばらく経過観察をすると良いでしょう。

子どもにも同じような症状が出る場合があります。

小児の場合(~12歳)一時的にメラニンが増加し、色素沈着として爪に線が見られることがあるが、時間が経つことで自然に消滅するケースが多いため経過観察をすることが大切です。
ですが、爪の変形を伴う場合悪性腫瘍のリスクも高まるためその際は早めに皮膚科を受診しましょう。

メラノーマとは

メラノーマ(悪性黒色種)はメラニン細胞やほくろの細胞が悪性化することによりできる悪性の皮膚がんです。
日本人の場合は10万人に1~2人の割合ですが、近年食や生活環境が欧米化することにより増加傾向にあります。
手や足、爪(爪下部)に症状が現れることが多く痛みがないのが特徴です。

検査する際は皮膚科でダーモスコピー検査を行って下さい。(保険適応)
痛みを伴わない検査でダーモスコープというライトがついた拡大鏡を使い、悪性のがんと良性の色素性母斑(ほくろ)や出血斑(あざ)を見分けることができます。

メラノーマの爪に現れる主な症状

  • 黒~褐色の色が濃く、くっきりとした縦線がある
  • 線の幅が6mm以上ある
  • 爪だけでなく、指先や爪の根元の皮膚も黒い
  • 爪の変形(凹凸、欠ける・割れるなど)

爪甲色素線条の原因とセルフケア

爪甲色素線条の原因は?

  • 色素性母斑(ほくろ)
  • 悪性黒色腫あるいはそれ以外の腫瘍性病変
  • 慢性刺激による色素沈着(足の小指など)
  • 爪下出血(あざ)
  • 爪細菌(真菌)によるグリーンネイル
  • 薬剤による色素線条(例:ジドブジン、ヒドロキシカルバミド、ミノサイクリン)

セルフケア方法

  • 紫外線対策

爪甲色素線条は爪母にある色素細胞が増加・活性化することで起こります。
紫外線対策をしてメラニンが過剰に生成するのを阻止しましょう。

  • 乾燥を防ぐ

爪が乾燥することで黒い線が入りやすくなる、割れる・欠けるリスクが高くなります。
爪は皮膚の一部なのでスキンケアと同じように爪も保湿しましょう。

  • 栄養バランスの良い食事をする

栄養不足で爪に出るサインは様々なものがあります。黒い線もそのうちの一つなのでバランスの良い食事を心がけましょう。

  • 負荷をかけない

慢性的な負荷がかかることにより爪下出血(あざ)ができることもあります。手の場合は爪先を使わないように心がけ、足の場合は靴のサイズを適切なものに見直しましょう。

  • ストレスをためない

慢性的なストレスで自律神経のバランスが崩れると血管が収縮し、血流が悪くなります。
血流が悪くなることで指先にも血液が上手く回らず栄養が行き届かなくなります。また、ストレスが溜まった際に分泌される成分がメラノサイトを刺激しメラニンを増加させる作用があるので、ストレスをためないように心がけましょう。

皮膚科を受診しよう

今回は爪の黒い線の原因やセルフケアを紹介しました。
もちろん少し様子を見て経過観察をするのも大切です。
ですが、黒い線が爪だけではなく皮膚まで黒くなっている場合はメラノーマの可能性もあります。
メラノーマは早期に発見し切除すれば治癒しますが、最悪の場合命に係わる病気です。不安な場合は早めに皮膚科を受診しましょう。


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