「爪を切った後から、余計にひどく痛み出した」
「巻き爪と気づいていたけど痛くないからそのままにしていた。するとどんどん痛み出してきた」
当院に来院される方々の多くが、痛みが出た後に初めていらっしゃる傾向にあります。中には「いつも2, 3日放っておいたら痛みが治まるのに…」と。その中には、ご自身でオリジナルの応急処置を行っている人がいます。
しかしそれが正しい応急処置とは限りません。間違った方法は、より痛みを悪化させたり巻き爪の症状を進行させる可能性があります。
ひとつ例に出せば、絆創膏などを爪の上から貼る方法です。出血や体液の滲出があればそれらを防ぐように貼りたくなる気持ちはわかります。ですがこの方法はおすすめしません。なぜなら、かえって皮膚を上から爪に押し付けてしまうことになるからです。すると余計に爪の食い込みが強くなり本末転倒です。
これからご紹介する正しい巻き爪の応急処置をぜひ覚えて実践してみてください。※ただし大事なことは早期に巻き爪矯正を受けることです。
応急処置① コットンパッキング
巻き爪を改善する方法として比較的多く認知されている方法に「コットンパッキング(またはコットン充填方)」があります。
コットンパッキングは、爪と皮膚の間に小さくカットしたコットンを挟みこみ、物理的に離して痛みを軽減させる方法です。軽い痛みであればこの方法により数日で痛みが和らいだり、炎症がひく場合もあります。ただしあくまで応急処置の範囲ですから過信は禁物です。また注意点として、コットンが大きすぎるとかえって痛むこともあります。
そして大切なのは毎日コットンを取り換えることです。何日も放置すると衛生的に問題が出て、炎症部がさらに悪化する危険性があります。
最後に。応急処置としてのコットンパッキングですので、数日痛みが引かないのであれば使用を控えて病院や当院のような巻き爪専門院へお越しください。素人目に判断すると症状を悪化させかねません。
応急処置② テーピング法
テーピング法は、皮膚を引っ張って爪から遠ざける方法です。これにより痛みが軽減したり、皮膚の炎症が治まるといったメリットがあり、当院でも患者さんへ施す場合が多いです。前述のコットンパッキングと比べ施すときに痛みが生じにくいですし、衛生的にも勝っていると言えます。
〈テーピングのやり方・使用する種類〉
ドラックストアなどで売っている「キネシオテープ」というテーピング用テープを推奨します。伸縮性があるタイプなので、関節の動きを阻害せず安心してお使いいただけます。
① テープを10cm程の長さにカットします。
② テープの短辺の端を痛みのある爪側の横ギリギリの所に貼ります。この時爪にテープが重ならないように注意です。
③ 爪と皮膚の間を広げるように強くテープを引っ張りながら、親指の腹側に通して足の甲側へ回してください。
④ 回したテープを親指の上に斜めに貼ります。関節に巻き付けるようにすると動かしにくくなってしまうので気を付けましょう。また、途中までは引っ張りながら貼りますが、最後2~3cmはふわっと引っ張ることなく貼り付けてください。かえって血行が悪くなったり、縮む作用から剝がれやすくなることもあります。
コットンパッキングもテーピング法も、どちらも痛みを和らげることに効果はあります。しかし根本的解決(爪の形自体をを矯正する)には至りませんから、その時痛みが引いたからといって放置することは避けてください。必ず何度も繰り返し、そのたびに余計に悪化していく症例をいくつも見てきました。
ぜひ巻き爪矯正を受けてください。
もしお悩みであれば、巻き爪専門院である埼玉巻き爪矯正院 川越院へご相談ください。足全体を視診し、経緯をヒアリングしながら巻き爪の根本原因まで探ることで、再発防止のアドバイスも行います。ご予約は24時間受付のネット予約が大変便利となっています。
【埼玉巻き爪矯正院 川越院】
川越駅、本川越駅から徒歩 5 分。
わかりやすい丸広百貨店さん隣
[住所]
埼玉県川越市新富町 2-16-7 SK ビル 202
[予約電話番号]
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