陥入爪とは
陥入爪の特徴
陥入爪(かんにゅうそう)とは側爪郭(そくそうかく)という爪の両端側の皮膚分に食い込んだ爪全般を陥入爪と呼びます。特に多いのが短く爪を切り込んで深爪になった爪が、皮膚に埋まるように巻いてしまっている状態の方です。
パッと見て、見た目としては爪が巻いているようには見えないため気付かない方が多いですが、皮膚を引き下げると巻き込んだ爪が確認出来ます。
深爪した陥入爪(かんにゅうそう)の症例
左の写真も「巻き爪(湾曲爪)」とは違い、一見巻いてはいないように見える爪ですが、皮膚への刺さり込みがあり、痛みを訴えられて当院へ来院された実際の陥入爪の例です。自分で爪切りする誤ったケアはやめて早期に矯正しましょう。
- 爪切りの度に爪先の白い部分を無くすように切っている
- 痛みが出た時に爪を切ると楽になる
- 爪が伸びてくると痛くなる
- 何かが刺さるような鋭い痛みが生じる事がある
上記内容に当てはまる数が多い方は危険信号です。
特に痛みが出ているのであれば早急に対処しましょう。酷くなってからでは余計に治療期間・料金がかさむ結果になります。
陥入爪の原因
陥入爪の原因はほとんどが爪の切り過ぎ。深爪が原因と言えます。
学校からの指導や親の爪切りを真似て深爪にしているケースが目立ちます。
爪先の白い部分を無くすように切ってしまう深爪の状態だと、本来爪のカドがある事で巻くのを防ぐ原理がカドが無いために働かなくなり爪がどんどん皮膚に埋もれるように巻いていきます。
元々巻き爪で痛みがあり、痛みを軽減させようと爪を切り込んでいった結果深爪を繰り返して陥入爪になるケースもあります。
陥入爪は皮膚に刺さり込むような形なので、爪の周辺の皮膚部分、特に側爪郭(そくそうかく)の鋭い痛み、出血や皮膚の炎症・化膿。さらには肉芽という形成物が生じる可能性もあります。
現在痛みが無い方や痛みがあって深く切って楽になっている方、習慣的に深爪にしているというのなら即刻爪を切って対処するのを辞め、早急に適切な処置を受ける事を考えるべきです。
陥入爪の矯正をして適正な長さに爪を伸ばせるようにする事。その後に爪を正しい形・長さで整えていけるようにすることが陥入爪の再発予防につながります。
陥入爪の矯正改善例
陥入爪改善症例 ~当院Youtubeチャンネルより~
深爪した陥入爪症例 矯正期間3ヶ月
皮膚に食い込んで痛みが出てくる都度自分で爪を切り上げて、痛みを凌いでいたけれど、もう自分では爪切りができないほどまでに深爪状態になり、それでも陥入爪での痛みが治まらなくなってしまったお子さんの爪です。中高生の部活などしているお子様にも大変多い症状です。ワイヤー矯正の場合はワイヤーを通すためのフリーエッジ(爪の白い部分)のスペースを必要とするため、写真のような状態だと爪をある程度伸ばす必要性があるのに対して、千葉巻き爪矯正院 柏院ではこのような深爪になった状態でも巻き爪矯正施術は可能です。