変形爪とは

目次

変形爪の特徴

肥厚爪と呼ばれる硬く分厚くなる爪
爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)と呼ばれる爪に連続的に横筋が入ったり、進行すると大きい凹凸が重なるように生えてくる爪
これらを総称し「変形爪」と呼んでいます。

柏市の巻き爪矯正院の爪甲鉤彎症(変形爪)症例

変形爪・・・爪甲鉤彎症と肥厚爪
特徴的な見た目の症状です。初期段階では痛みが伴うことも少ないのですが、厚みが出てくると鈍痛や皮膚への食い込みは生じ始めると巻き爪同様に痛みが出てきます。長期放置すればするほど矯正の改善にも時間がかかりますので早期の矯正をお勧めします。

見た目は悪くなる事が一番大きいですが変形爪は爪が硬く分厚くなるので、靴の中でぶつかって歩行へ支障が出てきたり、爪を切るのが非常に困難になります。
その為伸び続けた爪が、靴の中で圧迫され痛みを伴ったり、彎曲した爪が指の皮膚に刺さってしまったりします。
もちろんぶつかるという事はさらに変形に拍車をかけるきっかけにもなり、悪循環が生まれます。

爪と爪床(爪が乗っている皮膚)が大きく離れてしまい、爪を引っかけやすくなったり爪自体が剥がれ落ちてしまう危険性まであります。

変形爪の原因

1 怪我による原因

足や指をぶつけたり、踏まれたりした事故によって、爪が剝がれてしまった人。また、爪の一部が欠損したりした方。爪への外的なダメージが、正常な爪の成長を阻害することで爪甲鉤彎症や肥厚爪の形成に繋がってしまうことがあります

2 靴による慢性的な負荷

ハイヒールやパンプス、ローファーなど窮屈な靴や大き目の靴による慢性的な爪への負荷によるもの。またはスポーツや登山などで爪先が圧迫された状態が続いた場合なども爪に害を与え、結果として肥厚爪や爪甲鉤彎症となります。靴自体の問題だけでなく、靴の履き方も大切で、靴紐を縛り甲面を止めるようにせずブカブカしたまま歩行することも指先や爪に慢性的に負荷を与え続けることになります。

3 足のアライメント異常(足の骨格の変形)

外反母趾や扁平足、浮指など足のアライメント異常(足の骨格の変形)が見られる方も同様に足の爪に慢性的は負荷がかかります。それは足の本来の持つクッション性が失われているため、足や指先、そして爪にかかる負担が一般の方よりも大きくなっているためです。知らず知らずのうちに歩行するだけで爪を痛めつけていることになるのです。

4 加齢


加齢による爪への栄養不足乾燥によって爪が縮み厚みが少し生じることで、靴の中で物理的に爪が靴内であたりやすくなり、爪に負荷がかかりやすい状態となり、成長阻害を受けた爪が何層にも重なるようにして肥厚が悪化し、肥厚が一旦始まると後から生えてくる爪が次々とつっかえてしまうようになり爪甲鉤彎症が悪化していきます。他には免疫が低下することで爪白癬(つめはくせん)という爪の水虫にかかり、より変形が著しくなる例もあります。

爪甲鉤彎症と爪白癬
爪甲鉤彎症と爪白癬の併発例

5 深爪や伸ばしっぱなしの爪の不適切な手入れ


習慣的に爪を短くしていたこにより、指先の皮膚が盛り上がりその皮膚に阻害され爪が伸びにくくなった場合でも爪甲鉤彎症や肥厚爪になることが考えられます。また、年配の方々だと目が見えない、腰が曲がらないという理由で正しい爪きりや手入れができず、爪を伸ばしっぱなしにし放置した結果、爪の負荷が増え、気づいたらひどい肥厚爪になるということもあります。爪甲鉤彎症だけでなく陥入爪(かんにゅうそう)の原因にもなる深爪も良くないですし、長く伸ばしすぎるのも良くないのです。

爪と足のアライメント異常の関係 症例画像

変形爪修復施術とは

当院で行っている変形爪修復施術とはその名の通り、すっかり姿形が変わってしまった爪を元の正常な生え方をする爪に戻すための施術になります。爪の表面や厚さを整え、独自開発の巻き爪矯正プレートを使用して矯正改善を図ります。
早い段階で施術をする事で改善率はグッと高くなります。

修復施術の通院イメージ
初回
初回修復施術
1カ月
貼り替え
1.5カ月
手直し
1.5カ月貼り替え
1.5カ月
手直し
・・・

変形爪修復施術は、状態にもよりますが基本1.5カ月毎の通院で矯正器具の貼り替えと手直し調整(貼り替え無し)を交互に繰り返していきます。
伸び方がゆっくりな傾向がある事、変形爪の状態変化など経過をしっかり見ていく必要があるためおおよそ6ヵ月~1年の期間を要します。足の爪が1枚丸ごと生え変わる周期が約1年だからです。
変形爪は何もしないで放置していても変化を見込めないばかりか状況が悪化していく可能性が高い状態ですので、まずは対策を打っていく事が何よりも大事です。

また生え変わりは望まない、ぶつかったりしないように厚みだけ取って欲しいというご希望にも沿えるメニューもご用意しております。

目次