「子どもの巻き爪が増えている?」深爪・内履き・学校指定靴に要注意!

こんにちは、東京巻き爪矯正院 三鷹院です。


「巻き爪」と聞くと、大人の足トラブルという印象をお持ちの方が多いかもしれませんが、実はお子様の巻き爪のご相談も多くいただいています。

特に保育園や学校に通う年齢のお子さんでは、「爪の切り方」や「学校指定の靴」が原因で、知らず知らずのうちに巻き爪が進行しているケースが多く見られます。

この記事では、お子様の巻き爪の原因・サイン・予防法、そして親御さんが今すぐできる対策について詳しく解説します。

目次

子どもが巻き爪になる原因は?

1. 保育園や学校での「深爪」指導

多くの園や学校では、「爪は短く清潔に」と爪の白い部分(フリーエッジ)を全て切り落としてしまうような指導をされことが多いようです。これは衛生面や安全面で必要な配慮からなのでしょうが、過度に短く切る=深爪となってしまうと、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)を引き起こすリスクが高まります。

陥入爪というのは爪の両端が皮膚に食い込んだ状態です。成長途中の柔らかい指先は爪によって傷つきやすくなり、痛みはもちろんのこと、出血や炎症を起こします。実はこのような陥入爪となっている症例は10代以下のお子さんに非常に多いのです。

一見巻いていないこともあるので、爪の問題だと思わず、放置してしまう方も多いのですが、悪化する前に早めの処置をするのが望ましいです。

小さいお子さんなら親御さんが爪切りをして、深爪しないように注意することもできると思います。一方で、自分で爪切りをしている中高生のお子さんになると、普段の爪切りの状況は見てあげられなくなってしまいますね。部活でスパイクを履くから・・・と深爪になってはいないか?ぜひたまには注意してみてあげてください。

2. 足に合わない「内履き・上履き」や学校指定の靴

巻き爪の大きな原因の一つが、足に合っていない靴です。

学校や園で指定されている以下のような靴が、巻き爪や足の変形を引き起こす原因になることがあります。

※巻き爪につながる「足に合っていない」靴の例

・つま先の狭いローファー(特に制服指定のある小学校・中学校で多い)

・ゴムバンド式の内履き

・成長に合っていないサイズの上履き

これらの靴は、紐靴ではないため、足の甲面をしっかり固定されず、靴の中で足が中で滑り込み指先に負担がかかってしまいます。成長期で足のサイズがすぐに変わってしまう時期です。成長を見越してオーバーサイズの靴でも同じ現象が起きてしまいます。

一方で、サイズ小さい靴や、先が狭いローファー靴でも、足の指を自由に動かせず、常に指先を圧迫される状態を作ってしまいます。結果として、「指を使った正しい歩き方」ができなくなり、巻き爪や足の骨格的な変形(浮き指・扁平足など)にもつながります。

3. 足の使い方・運動不足

現代の子どもたちは、外遊びの時間が少なくなり、足の筋力やバランス感覚が弱くなりがちです。

足指をしっかり使わないまま成長してしまうと、爪に均等な圧がかからず、爪が内側に巻き込みやすくなります。
特にゲームやスマホの時間が長いお子さんは、意識して、適度な運動、外での遊びを通して、健康的な足を育てる習慣づくりが必要です。

巻き爪のサインを見逃さないで!

お子さん自身が痛みや違和感をうまく伝えられないことも多いため、保護者の方が変化に気づくことが重要です。

以下のような様子があれば、巻き爪の可能性があります。

・爪の端が皮膚に食い込んでいる

・靴を履きたがらない、すぐ脱ぎたがる

・歩き方がぎこちない、足をかばって歩く

・足の指に赤み・腫れ・出血・膿みがある

見た目では軽症に見えても、中では炎症が進んでいる場合もあります。気になる場合は、早めの専門機関への相談が安心です。

親ができる予防・対策

正しい爪の切り方を知っておこう

巻き爪を予防するには、「スクエアカット」という爪の切り方が基本です。

・爪の先をまっすぐに切る(丸く削りすぎない)

・両端の角を落としすぎない(自然な角を残す)

・深く切らない(白い部分が少し残るくらい)

ついつい「角を取った方が安全」と思ってしまいますが、丸く切ると爪が皮膚に潜り込んでしまい、巻き爪を助長します。

靴・上履き・学校指定靴の見直しを

・足のサイズに合った靴を選ぶ(捨て寸10mmの余裕が目安)

・指が自由に動かせる靴を選ぶ

・月1回は足のサイズと靴底のすり減りをチェック(成長期はすぐ大きくなります)

・ローファーやズックが合わない場合、先生に相談を

学校指定の靴でも見直しを

「指定だから仕方ない」と諦めずに、
→ インソールで調整する
→ やむを得ない場合は学校に相談する
といった対応を取るのも有効でしょう。

深爪を指導されたら園や学校に相談を

保育園や学校で深爪を指導された場合、医学的に巻き爪のリスクがあることを丁寧に伝えてみましょう。

先生方も悪気があるわけではなく、正しい知識を持っていないだけということがほとんどです。
お子さんの健康を守るためにも、保護者としての一言が大切です。

巻き爪になってしまったら?早めの対応が安心です

子どもだからこそ、「自然に治るだろう」と放置せず、早めの対応が重要です。

・痛みを感じている

・爪が皮膚に刺さっている

・歩きにくそうにしている

こうした症状がある場合は、自宅で無理に処置せず、専門家の診察を受けましょう。
子どもの爪は柔らかく変化しやすいので、早めに対処すれば改善も早く、負担も少なく済みます。

東京巻き爪矯正院 三鷹院では、お子様の巻き爪にも対応した専門的な矯正施術を行っています。

・痛みの少ない巻き爪矯正(麻酔、注射、手術のような切開なしに改善)

・爪の切り方や靴の選び方などの巻き爪や陥入爪の再発予防のアドバイス

・保護者の方と一緒に安心して通える環境

「これって巻き爪かな?」「ちょっとだけ赤くなっているけど大丈夫?」
といった段階でも、まずはお気軽にご相談ください。

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