巻き爪

巻き爪はプレート矯正にて改善すべき

我々が矯正という手段で巻き爪に対処する理由として、巻き爪は再発リスクがあるということについて言及しなければなりません。

原因には個人差があり、普段の生活環境に大きく左右されます。例えば、職業上仕方なく女性が高いヒールを履く場合や、男性が硬い鉄板の入った安全靴を履く場合など、避けられない負荷が続けば再発がしやすいと言えます。

また、足の骨格の崩れも大きな原因です。指が地面を捉えられない浮指状態であれば時間経過と共に次第に巻きは戻るでしょう。他にも、外反母趾や扁平足などが代表的なアライメント異常です。これらはすぐに改善するものではありません。

せっかく勇気を出して外科的手術を受けても、同様に再発の可能性は残るわけですから、結果として良くなるなら負担の少ない方法を選んでいただきたいのです。

軽い湾曲でも油断してはいけない巻き爪のリスク

巻き爪は痛みがないからと放置されることが多く、その理由としては足元が隠れていて気づきにくいことや、周りの人と比較することが滅多にないからだと考えます。巻き爪の人口は多く、少なく見積もっても10人に1人以上なので、単純計算で全国に1200万人の巻き爪患者さんがいるということになります。

当院には、緩やかな湾曲から爪の両端がくっつくまでのストロー状の巻き爪まで幅広く来院します。ストロー状とはいかずとも、重度の巻き爪であっても患者さん自身の判断で「軽度だと思ってました」との声もあります。放置して重症化し、いざ改善しようとして期間や費用がかさむ前に防ぐのも大切な視点ですね。

湾曲が強ければ、足指の踏ん張りが効かずに運動機能が低下したり、高齢者はとくに転倒などの危険性が増していきます。日本人の平均寿命は年々高くなってきていますが、同時に健康寿命が高まっているとは言えません。足腰に難があり、寝たきりで過ごす人も多いです。

爪は足の末端ですが、この末端から全身の不調に広がります。ですから、巻き爪を矯正し改善させることが健康のために大切なのです。

巻き爪改善症例

重度巻き爪矯正施術前写真
重度巻き爪矯正施術前
重度巻き爪矯正施術後写真
重度巻き爪矯正4回目

※改善には個人差があります。