変形爪(肥厚爪、爪甲鉤彎爪)とは

変形爪はどういう爪症状かご存知ですか?

変形爪というのは、「肥厚爪」「爪甲鉤彎症」と呼ばれる爪症状の総称です。一般の方にもわかりやすいよう東京巻き爪矯正院は独自にそう呼んでいます。

肥厚爪は、爪が分厚く・硬く変化する症状です。爪切りが難しくなり、特にご高齢の方とその家族が苦労されています。爪が厚ければ靴内部の上部と接触し圧迫されやすく痛みが生じることがあります。また、伸びる向きが変化し、隣の指を傷つけるケースも少なくありません。

爪甲鉤彎症は爪が何層にも重なり肥厚した爪の症状です。古い爪の下に新しい爪が重なるように層を形成します。このとき、爪と皮膚の間は剥離し空洞になりやすく、ゴミや水分が溜まって不衛生になりやすいものです。剥離し宙に浮いた爪は不安定で、巻き爪を併発しやすい状態のため、爪の皮膚への食い込みによる出血が見られる場合もあります。

変形爪の形成はゆっくりと時間をかけて進み、痛みが伴わないことが多いものです。なので長年気にも留めていなかった患者様も多いのが現状です。しかしながら、いざ改善させたいと思った場合には長年(10年以上)の放置により施術を2~3年やそれ以上の継続が必要である、あるいは改善も限定的であることもございます。※生活環境や足環境により個人差があります。

以上から、肥厚爪や爪甲鉤彎症は痛みの有無に関わらず早期のケアが改善の鍵となります。

東京巻き爪矯正院池袋院では、ご自身やその家族でも爪切りが難しい場合に爪切りメニュー(単品2,200円。他施術込み1,100円)もご用意しております。他にも爪の厚みを削って自然な厚みに調整することもできます。(1指1,100~3,300円)

変形爪の原因と予防方法

変形爪の原因は主に、靴による指先への圧迫負荷、または怪我による爪の剥がれによるものです。

圧迫負荷は靴の良し悪しだけでなく、足そのものの変形から引き起こされている場合も多いです。外反母趾、扁平足、浮指など足のアライメント異常により歩行時の足底の負荷を生じさせていることも実に多いのです。靴の中で足が圧迫を受けたり指先に負荷を慢性的に受けていると、爪は自然に真っ直ぐ伸びていくのが難しくなります。成長阻害を受けた爪は長く伸びるのではなく厚みに変化します。全体が厚くなるのが肥厚爪、厚くなりながら層を形成するのが爪甲鉤彎症です。また一方で足に負担が激しいスポーツや登山では爪が剥がれてしまう怪我が生じます。一度爪が剥がれたり、欠損したりした後に変形爪が進行するケースもあります。

靴による圧迫、足の負荷や怪我いずれの原因の場合にも、爪が一度変形を起こし始めると負の連鎖的に爪が成長阻害を受けた結果、爪甲鉤彎症や肥厚爪が悪化していくのです。

池袋の東京巻き爪矯正院では、爪甲鉤彎症や肥厚爪といった変形爪に対して、爪甲(爪の表面)の厚みの調整を行います。そして自社開発の矯正プレートで形を整えることで、キレイで正常な爪が成長できるように環境を整える矯正ケアを定期的に行います。

通院期間は症状により個人差はありますが、足の爪が生え変わる1年という周期を考慮して、平均的には2〜3ヶ月の通院ペースで1年以上通院期間での矯正ケアを推奨し、矯正効果の確認をしやすいようにしております。